デザインと実用性の高いモニターなど、続々とハイクオリティな製品を発表しているHUAWEI(ファーウェイ)。
話題のモニター「HUAWEI MateView」は、
僕も実際に使ってみて、非常に満足度の高い製品だった。
そこでHUAWEIの他の製品についても、使ってみたいと思い、
同社のハイスペックノートパソコンである、
「HUAWEI MateBook X Pro」の2021年最新モデルをお借りしたので紹介していこうと思う。
・第11世代の高性能CPU搭載
・タッチスクリーン・指紋認証に対応
・ボディの質感がとにかく良い
特徴としては、3:2の画面比率の3Kディスプレイをおり、タッチ操作にも対応している。
第11世代のCPUを搭載しており、コンパクトなボディながら高いマシン性能を備えている。
ボディも高級感があり、所有欲を満たしてくれる。
ハイエンドかつデザイン性の高いノートパソコンを探している人におススメしたい製品だ。
HUAWEI MateBook X Pro(2021)はこんなノートパソコン
HUAWEI MateBook X Proは、中国のハイテク機器メーカーとして有名なHUAWEI(ファーウェイ)の販売する、
高性能モデルのノートパソコンだ。
性能の高さは勿論のことだが、デザイン性も優れており、
同社ならではのアイデアとテクノロジーの詰まった注目の製品だ。
HUAWEI MateBook X Pro(2021)のスペックと仕様
HUAWEI MateBook X Proのスペックと仕様について、下記に紹介していこう。
まずは基本情報から紹介していこう。
基礎スペックについて
HUAWEI MateBook X Proは、Windows OSを搭載したノートパソコンだ。
サイズについては、 幅:約30.4cm × 幅:約21.7cm × 厚さ:約14.6cmということなので、
表面積でいえば、ほぼA4サイズぐらいとなっている。
現行のMacBook AirやProの13インチともほぼ同サイズとなっており、
Apple製品ユーザーならば、そちらのサイズ感がイメージしやすいだろう。
試しに手持ちのMacBook Air 13インチサイズと並べてみた。
厚さについては、どちらも楔形なので、一番厚いヒンジ付近で比較すると、
見た感じでもHUAWEI MateBook X Pro の方が薄かった。
重量については、メタルボディということもあり約1.33kgと、軽くはないなという印象。
外出時の持ち運びには、全然許容のできる重量だと思う。
プロセッサーは、インテルの第11世代のCore i7を搭載している。
グラフィックスは内臓のIntel Iris Xe Graphicsとなっている。
メモリーは16GB、ストレージは1TBのSSDが搭載されている。
性能面としては、日常使いは勿論のこと、画像作成や動画編集など、
クリエイティブな作業の快適さを見据えたハイエンド仕様だと言えるだろう。
バッテリー性能についても、公称で11時間のオフィスワークが可能とのことなので、
出先で作業機会の多い人にも安心だ。
ディスプレイについて
ディスプレイ性能は、HUAWEI MateBook X Pro の大きな魅力のひとつだ。
画面のサイズは13.9インチで、解像度は3000×2000ピクセルの3K仕様になっている。
また、ディスプレイのアスペクト比が3:2になっているのが特徴的だ。
一般的な16:9比率のディスプレイよりも、表示領域が縦に長い。
なので、1画面で得られる情報量が増えたり、作業領域が広くなる恩恵を得ることができる。
ベゼル幅も薄く、画面占有率が約91%となっており、画面への没入感も高い仕様だ。
色の表現幅も広いので、写真や動画の視聴も楽しめる。
そして、タッチディスプレイに対応しているので、直感的にPCを操作することも可能だ。
なお、液晶は光沢仕様となっている。
反射や映り込みが気になる人は、画面にフィルムを張るなどした方がいいかもしれない。
搭載ポートと内臓機器
HUAWEI MateBook X Pro の搭載ポートと内臓機器についても紹介していく。
まず搭載ポートは、
左側面にUSB-Cが2つと、3.5mmのイヤホン・マイクジャック。
右側面にUSB-Aが1つ搭載されている。
USB-Cポートは、本体への充電と、映像の出力やデータ転送に対応している。
USB-Aポートも搭載されているのが、個人的にはかなり嬉しいポイントだ。
外付けのストレージや、撮影データの入ったSDカードを接続する際に、
USB-CからUSB-Aに変換するアダプターを装着する必要がないからだ。
これらの機器は、接続の頻度が高いので、1手間減るだけでもありがたい。
HUAWEI MateBook X Pro の本体サイズと厚さで、USB-CとUSB-Aの両方が搭載できるなら、
AppleのMacBookにも、ぜひ見習ってほしいと思う。
HUAWEIの技術力と、ユーザー視点に沿った製品開発を称賛したい。
内臓機器についても触れていこう。
HUAWEI MateBook X Pro にはスピーカーが4つ搭載されている。
実際に動画を視聴してみると、一般的なノートパソコンと比べて、
低音の出方や響き方が良いなと感じた。
外部スピーカを接続しなくとも、気軽に迫力のある音を楽しめるのは嬉しい。
また、内臓のマイクも2つ搭載されており、環境ノイズをフィルタリングした、
クリアな音声を実現してくれる。
HUAWEI MateBook X Pro(2021)の外観と付属品
外観について紹介していこう。
HUAWEI MateBook X Pro は白色の化粧箱に梱包されている。
箱の上部には金地で製品名が印字されており高級感がある。
箱を開いてまず目を引くのは、上品で光沢感のある、エメラルドグリーンのボディだ。
手元に届くまでは、少し派手な気がすると思っていたが、
実物を見てみると落ち着いた色合いで、かなりお洒落だなと感じた。
天板の上部にはHUAWEIの名称ロゴが、銀色地で刻まれている。
ディスプレイについては、ベゼルの細さが印象的だ。
アスペクト比が3:2ということで、縦方向の長さが一般的なノートPCよりも、
長いので画面自体が広く感じる。
同社のモニター「 HUAWEI MateView 」も同様に3:2のアスペクト比になっており、
両機種を並べると画面環境の統一感が出るし、より作業領域を広く活用できる。
次にキーボードを見ていこう。
手元の端末は、日本語配列のキーボードとなっている。
キーのサイズについては、どのキーも広くサイズがとられている。
押し心地については、しっかりとした打鍵感だ。
キーストローク自体はそこまで深くはないのだが、押し込んだ分しっかりと反発した感触が返ってくる。
ノートパソコンのキーボードとしては、かなり優秀なのではないだろうか。
面白い点として、中央上部のカメラの印字がされたキーに、Webカメラが内蔵されている。
写真は製品ページより引用
トラックパッドについてもご覧の通り、かなり大きいものが搭載されている。
操作性についてもかなり良好で、トラックパッドに定評のある、
AppleのMacBookシリーズと同等のクオリティだと感じた。
想定以上の使いやすいさだったので、レンタル期間中はマウスを使わずに使用していた。
付属品についても紹介していこう。
主な付属品は下記の通りだ。
・65W USB-C ACアダプター
・充電用USB-Cケーブル
・USB-C 変換アダプター
充電については65WのUSB-CのACアダプターが付属している。
ACアダプターのサイズについては、大きくも小さくもない妥当なサイズ感だ。
外出で持ち運ぶ機会が多いなら、サードパーティー製の小型のACアダプターを別途購入するといいだろう。
変換アダプターは、外部ディスプレイなどの出力をサポートする仕様となっている。
対応しているのは、HDMIとVGA端子だ。
旧型の出力端子であるVGA端子をサポートしていることに驚いた。
旧式のディスプレイや、機器の古い会議場や作業スペースでの接続にも対応することができる。
変換アダプターを別途購入せずに済むのはありがたい。
HUAWEI MateBook X Pro(2021)のメリット
ここからは、 「HUAWEI MateBook X Pro の2021年最新モデルを実際に使用して感じたメリットを紹介していこう。
小型なのにパワフルなマシン性能
ノートパソコンという製品の性質上、一番重要なのがマシン性能だ。
人それぞれの用途で満足度は変わってくる部分ではあるが、
結論から言うと、僕の用途ではかなり快適に使用することができた。
ベンチマークなどのスペック検証は、弊ブログでは割愛するが、実際の使用内容を踏まえて紹介しておこう。
僕のメインの用途は、やはりブログの執筆になる。
その際に使用する主なアプリケーションは下記の通りだ。
・Google Chrome(ブラウザ)
・Adobe Lightroom(写真の現像/編集)
・Adobe Photoshop(写真の微調整)
・Adobe Illustrator(バナー作成)
Google Chromeに関しては、ブログの更新を行うためのWordPressへのアクセスと、
紹介製品のスペック確認など様々な用途で使用している。
タブを開きっぱなしにしがちなので、常時20近いタブが開かれている。
作業中はだいたいYouTubeを流していたりもする。
Adobe製品では、ブログで使用する写真の現像/加工やバナー作成を行う。
上記のアプリケーションを全て起動した状態でHUAWEI MateBook X Proでブログの執筆作業を行ってみた。
利用状況としては、とくに問題なく作業を完遂することができた。
メモリが16GB搭載されているので、マルチタスクでもキビキビと動いてくれる。
驚いたのはファンの静穏性だ。
これだけ複数のアプリケーションを使用していも、ファンが爆音で鳴ることはほとんどなかった。
Lightroomでの画像の書き出し時に、ファンが鳴ったくらいだ。
以上のようにブログの執筆作業においては、不満を感じる点はなかった。
流石のハイエンドモデルと言ったところだ。
作業に集中しやすいディスプレイ
ディスプレイの快適さについても言及しておこう。
スペック紹介の部分でも触れたが、アスペクト比3:2の3K液晶は、
作業領域の広さと、取得できる情報量の多さが魅力だ。
先述の通りIllustratorでバナー制作をしていて、
レイヤーの数が多くなっても、1画面上に全て表示されている。
そのおかげで作業の全体感を把握しやすく、快適に制作を行うことができた。
また、ディスプレイの映りも非常に綺麗だ。
暗部の表示なども非常に良好で、
自分で撮影した写真を見てみても、ちょっと上手く感じるくらいだ。
ベゼルも薄くて作業に集中にしやすい仕様と言えるだろう。
指紋認証でのロック解除が便利
HUAWEI MateBook X Proは、指紋認証でのロック解除が可能だ。
パスコードを打ち込むのに比べて、圧倒的に早く簡単にロックを解除できる。
あったら便利な機能をしっかりと搭載してくれるのはありがたい。
電源ボタンにセンサーが内蔵されているので、指で軽くタッチするだけでロックが解除される。
ハードとしての完成度が高い
実際に使用して感じたのは、ハードとしての完成度の高さだ。
ボディの質感と色味などのデザイン面でのクオリティも高い。
所有欲を満たしてくれる仕上がりだ。
一方で、トラックパッドの操作性の高さなど、機能面についても非常にクオリティが高い。
普段Macユーザーの僕が言葉を選ばず言うなら、MacでWindowsを動かしているような感覚だ。
機能とデザインのどちらをとっても、満足度の高いノートパソコンと言えるだろう。
HUAWEI MateBook X Pro(2021)の気になる点
HUAWEI MateBook X Pro を使用して感じた気になる点と、製品展開の点での要望についても触れておく。
カメラのアングルが独特
先述の通り、HUAWEI MateBook X Proの内蔵カメラは、キーボードの上部に埋め込まれている。
この点が少し好みが分かれる部分になるだろう。
カメラの設置位置の仕様上、下から見上げた状態で顔が映ることになる。
この状態での映りは今風に言ってしまえば、盛れない角度になってしまう。
この点が気になる方は、別途外付けのWebカメラを用意した方がいいかもしれない。
国内販売のカラーバリエーションが少ない
こちらは機能面でなく、製品の展開についてだ。
現在、日本で買えるHUAWEI MateBook X Proのカラーは、
エメラルドグリーンのみとなっている。
公式サイトの製品ページを見ると、スペースグレーのカラーなども存在しているようだが、
日本国内未発売と表記されている。
個人的にはエメラルドグリーンはお洒落で気に入っているが、
人それぞれの好みや、作業環境に合わせたカラーの選択肢が増えるといいなと思う。
まとめ:機能とデザインを両立したハイスペックノートパソコン
以上が、 HUAWEI MateBook X Proのスペックと、実際に使用して感じた点の紹介だ。
本製品について改めて下記にまとめていく。
率直な感想としては、Windows OS搭載のノートパソコンとしては最高クラスの製品だと感じた。
ビジネス用途は勿論のこと、Adobe製品を使用したクリエイティブな用途でもストレスなく作業することができたからだ。
そしてハードとしての完成度の高さにも驚かされた。
トラックパッドの操作性やキーボードの打ち心地、搭載ポートのチョイスなど、
ユーザー目線で実用性を追求した製品と言えるだろう。
機能とデザインを両立したハイスペックノートパソコンなので、
高性能な製品を探しているなら、ぜひ候補に検討してみるといいだろう。
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