ここ最近でスマートホームという言葉を耳にする機会が増えた。
自宅の家電や電子機器を、音声で操作したり、自動で稼働させたり。
本来なら人がするべき操作を自動化することで、可処分時間を増やして効率的な暮らしが実現できるというものだ。
なんだか難しそうだし、お金もかかりそう、プログラミングの知識とかないとダメなんでしょ?
そんなイメージがあるかもしれない。
今回はそんなイメージを払拭し、簡単に自宅をスマートホーム化できる製品「SwitchBot(スイッチボット)」を紹介しよう。
SwitchBotはこんな製品
SwitchBotは、様々な家電・電子機器を制御することのできるIoTデバイスだ。
電源のオン・オフは勿論のこと、特定の時間や条件によって自動的に稼働させることもできる。
さらに外出先から遠隔で操作することも可能だ。
自宅の家電や電子機器にSwitchBotを装着することで、簡単にスマート家電化することができる。
スマートホームに興味があるけど、そのために家を立て替えたり、
高価な家電を買い直すのは気が引けるという方にオススメだ。
SwitchBotの使い方
SwitchBotの使用方法について簡単に紹介していこう。
使用方法としては、SwitchBotのスマートフォンアプリ上から、
使用したいSwitchBotデバイスを制御することで、
様々な家電や電子機器を操作することができる。
SwitchBotデバイスとスマートフォンアプリの接続は、Bluetooth接続と、
後述するSwitchBot Hub Miniを活用した、Wi-Fiによるネットワーク接続を使用できる。
例えば部屋の電気を自動で点灯させたい場合は、
部屋の照明の電源ボタンにSwitchBotを装着することで、
スマートフォン上から遠隔でオン・オフを操作することができる。
また、SwitchBot Hub Miniには、赤外線リモコンの学習機能が備わっており、
スマートフォンをスマートリモコン化することで、様々な機器を操作可能にする。
なので、スマートフォンさえあれば、あとは自動化したい家電や電子機器などに合わせて、
SwitchBotのデバイスを購入することで、簡単にスマートホーム化することができる。
実際にSwitchBotを使ってみた
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb30.jpg)
ここからは実際にSwitchBotを設置して、自宅をスマートホーム化していく。
実際の設置と使用方法を見ることで、この製品の利便性の高さが伝わると思う。
使用する製品と実現したい環境について
今回のスマートホーム化については、SwitchBotさんから提供いただいたデバイスを活用していく。
使うデバイスは下記の通りだ。
・SwitchBot Hub Mini
・SwitchBot
・SwitchBot カーテン
各デバイスの機能と役割について説明していこう。
SwitchBot Hub Mini
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb1.jpg)
今回のスマートホーム化において中心的な役割を担うのが、
SwitchBot Hub Miniだ。
その重要な役割は下記の3点だ。
・家電製品のリモコン機能を学習してひとまとめにする
・各SwitchBotデバイスの操作基点としての役割
・Wi-Fi接続による遠隔操作の実現
SwitchBot
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb2.jpg)
SwitchBotは家電や部屋の電気のボタンなどに設置することで、
物理的にボタンを押してくれる機器になっている。
SwitchBotデバイスでは一番シンプルな製品となっている。
そのシンプルさ故に様々なデバイスに対応しているのが特徴だ。
SwitchBotカーテン
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb4.jpg)
今回のスマートホーム化の目玉とも言えるデバイス。
自動でカーテンの開閉を行ってくれる。
今回は以上のデバイスを使って、下記の環境を実現しようと思う。
・部屋の電気を音声で点灯できるようにする
・お風呂のお湯を遠隔で張れるようにする
・カーテンの開閉を自動化する
SwitchBot Hub Miniを設定して使ってみた
まずはSwitchBot Hub Miniを箱から開封していく。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb6.jpg)
付属品は下記の通りだ。
・SwitchBot Hub Mini本体
・USB-A to MicroUSB端子
・クイックスタートガイド
SwitchBot Hub Mini本体は、USB給電で稼働する。
本製品にはケーブルのみ付属するので、ACアダプターを別途用意する必要がある。
本体にUSBケーブルを接続し、電源に繋げれば設置は完了だ。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb7.jpg)
次に、スマートフォン用のアプリをダウンロードしていく。
App StoreとGoogle Playのいずれかで、「SwitchBot」で検索すれば、
アプリが表示されるのでダウンロードしよう。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb20.jpg)
アプリをダウンロードしたら、デバイスの追加画面から、
SwitchBot Hub Miniを登録していく。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb23.jpg)
ここからWi-Fiの設定を行うだけで、簡単にSwitchBot Hub Miniを使えるようになる。
家電を操作できるようにリモコンを学習させてみた
SwitchBot Hub Miniには赤外線リモコンの学習機能がある。
これにより、持っている家電のリモコン操作をSwitchBot Hub Mini経由で、
スマートフォンから行うことができる。
試しにサーキュレーターのリモコンを学習させてみた。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb8.jpg)
電源のオン・オフについては特に設定を弄らずとも登録ができた。
これでスマートフォンからサーキュレーターを操作できるようになった。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb21.jpg)
この容量で自宅にある家電の赤外線リモコンを学習させることで、
スマートフォン一つで様々な家電を制御できるようになる。
SwitchBot Hub Miniを起点にネットワークを構築
SwitchBot Hub Miniと他のSwitchBotデバイスを連携することで、
家の外からでも制御が可能となる。
スマートホーム化するなら、外からの制御もできた方が圧倒的に便利なので、
SwitchBotデバイスを使うなら、Hub Miniの購入は必須と言えるだろう。
SwitchBotを設定して使ってみた
ここからはSwitchBotデバイスを実際に使っていく。
まずは、物理ボタンを押してくれるSwitchBotだ。
まずは付属品の確認だ。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb11.jpg)
・SwitchBot本体
・クイックスタートガイド
・引き上げ用のフック
・予備の両面テープ
SwitchBot本体は非常にコンパクトで、手に収まるサイズ感だ。
背面に両面テープが装着されており、
ボタンを押したい機器に接着するかたちで使うことになる。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb9.jpg)
ボタン電池での稼働するので、ケーブル類の接続は不要だ。
CR2型リチウム電池を使用しており、約600日の稼働ができるとのこと。
早速、設定を進めていこう。
本体を稼働させるために、絶縁ビニールを引き抜く。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb3.jpg)
後は先述のスマートフォンアプリから、デバイスの追加と登録を行なっていく。
まずはお風呂のお湯を遠隔で張れるようにしたいので、
お風呂という登録名で設定していく。
設定が完了したら、SwitchBot本体をお風呂の給湯操作パネルに設置していく。
設置が完了したらスマートフォンアプリを開くと、
お風呂という名前で登録されたSwitchBotが表示されている。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb28.jpg)
こちらをタップしてみよう。
SwitchBotに内蔵された棒が稼働して、給湯ボタンを押してくれる。
これでお風呂を掃除しておいて、栓をしめておけば、
外からでもお湯を張ることができるようになった。
同じ容量で、部屋の照明のボタンにも設置していこう。
僕の作業部屋の電気のスイッチは、古いタイプなので、
付属する引き上げ用のフックを使う必要がある。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb10.jpg)
こちらについても、アプリ上から該当のSwitchBotをタップすると。
部屋の照明を自動でつけてくれるようになった。
たったこれだけの設置と設定作業だけで、家電や照明を遠隔操作ができるようになる。
機器のボタンを物理的に押しているので、見た目はコミカルかもしれないが、
実用性については申し分ないと言えるだろう。
SwitchBotカーテンを設定して使ってみた
次にカーテンの開閉を自動化していこう。
使用するのはSwitchBotカーテンだ。
こちらの製品については、自室のカーテンレールの仕様に合わせて、
規格が適合する製品を選ぶ必要があるので注意して欲しい。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb24.jpg)
僕の部屋はカーテンレールがU型なので、該当するSwitchBotカーテンを用意した。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb15.jpg)
また、カーテンを2枚使っている場合は、SwitchBotカーテンも2台用意するといいだろう。
付属品については下記の通りだ。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb12.jpg)
・SwitchBotカーテン(2分割されている)
・クイックスタートガイド
・充電用のUSB-Cケーブル
・調整用クリップ
SwitchBotカーテンの本体を手に取ってみる。
思っていたよりも大きいという感想だ。
本体の側面にはボタンと、給電用のUSB-Cポートが搭載されている。
充電式なので、ケーブルの接続は不要となっている。
早速、設置していこう。
自室のカーテンレールはU字型なので、
レールの溝に沿って、SwitchBotカーテンの片側を差し込んでから横にひねる。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb16.jpg)
あとは挟み込むように、もう片方をはめこんでいく。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb17.jpg)
以上で設置は完了だ。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/sb18.jpg)
あとは、アプリ上から細かい設定を行なっていく。
カーテンを開けた時と閉めた時の位置を登録する。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb26.jpg)
これだけで基本的な設定は完了なのだが、
今回はさらに便利に使うための設定を行なっていく。
アプリのシーン設定画面から、
SwitchBotカーテンを稼働させる時間帯を指定していく。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb27.jpg)
これにより、朝の何時にカーテンを開けるといったように、
時間指定で自動でカーテンを操作できるようになる。
毎朝の目覚めに合わせて、自動でカーテンが開き日を浴びることができる。
優雅なモーニングルーティーン環境を構築することが可能だ。
実際に自動でカーテンを閉めている映像がこちらだ。
SwitchBotのメリット
実際にSwitchBotデバイスを使用して、自宅のスマートホーム化を行なって感じた、
導入メリットについて紹介していこう。
設置が簡単かつ導入コストが低い
一番のメリットは導入のしやすさだろう。
新しくスマート家電を購入したり、家をリフォームをするのに比べて、
はるかに安価かつ簡単にスマートホーム環境を構築できる。
SwitchBotのスマートフォンアプリも、操作しやすく分かりやすい仕様なので、
設置と運用も簡単に行うことができる。
汎用性が高い
汎用性の高さもSwitchBotデバイスの魅力だ。
特にSwitchBotによる物理的なボタンのオン・オフについては、
利用範囲が広くて様々な可能性を感じる。
電源ボタンのついている、家電や電子機器類については、
装着してしまえば動かせるという汎用性の高さが大きな魅力だ。
音声コントロールにも対応している
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/10/sb22.jpg)
SwitchBotデバイスは、Amazonのアレクサ、Googleのアシスタントなどの、
スマートスピーカーと連携させることで、音声によるコントロールが可能となる。
これによりスマートフォンでアプリを開かなくても、音声での操作が可能となる。
僕の場合は、アレクサを連携しており、今回設置したSwitchBotデバイスの全てを、
音声でも操作できるようにしている。
これらの設定もアプリ上から簡単に行えるので、ぜひ活用してみて欲しい。
SwitchBotの気になる点
ここではSwitchBotデバイスを使用していて、気になった点について紹介する。
自宅の環境などによっては、問題にならない場合もあるので、
あくまで僕の自宅環境下での気になる点になっている。
両面テープでの設置は取り外しが大変
物理ボタン用のSwitchBotは、接着できさえすれば様々なデバイスや機器を操作できる。
一方で装着方法が両面テープなので、少し取り扱いに注意が必要だ。
両面テープの吸着力が強いので、外すのにけっこう苦労する。
部屋の照明ボタンに設置した、SwitchBotを取り外そとしたら、
ボタンカバーごと外れてしまった。
このようにつけ外しの利便性についてはある程度の許容が必要だ。
一度設置して取り外しすることがない人なら問題ないが、
頻繁に引っ越しするような人には気になる点かもしれない。
一応対策としては、両面テープの下に養生テープを引いてから設置するとよいかもしれない。
やや外れやすくはなるかもしれないが、取り外しの機会が多そうなら、この方法で設置するのが良さそうだ。
他のSwitchBotデバイスについては、設置面で特に不満はないので、物理ボタン用のSwitchBotを購入する人は留意しておくとよいだろう。
まとめ:自動化することで暮らしをアップデートできる製品
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以上がSwitchBotを使用した、自宅のスマートホーム化の手順と、
実際に使用してみて感じた点だ。
SwitchBot自体の設定は非常に簡単なので、気軽にスマートホームを体験できるのは魅力的だ。
設定して、実際に自動で家電が動いているのをみると、ワクワクするし未来感を味わうことができた。
暮らしの効率化を計画しているなら、ぜひ導入をオススメしたい製品と言えるだろう。
また、SwitchBotデバイスについては、今回紹介したモノ以外にも様々な用途の製品が用意されている。
新しい製品も続々と開発されているので、より便利な暮らしの実現が期待できる。