どうもkazlogのkaz(@kaz_fukumaru)です。
今回はロジクールから発売されているエルゴノミックキーボード「ERGO K860」を紹介します。
テレワークを実施していると、1日の大半はパソコンに向かって作業しています。
オフィスで仕事をしていた時は、同僚にちょっとした質問をする時は声をかければよかったのですが、今ではチャットツールでテキストをタイピングしてコミュニケーションを行なっています。
キーボードの使用頻度が上がったことで、手首の負担が気になるようになりました。
そこで導入してみたのが人間工学に基づいて身体の負担を軽減してくれる、エルゴノミックキーボードです。
独特の形状とキー配置のため、少しハードルの高さを感じるかもしれないですが、
慣れてしまえば非常に快適にタイピングを行うことができます。
テレワークでの負担軽減と生産性の向上に役立つアイテムなので紹介していきます。
ロジクール ERGO K860 レビュー
今回紹介する「ERGO K860」は、PC周辺機器メーカーとしてお馴染みのロジクールが販売するワイヤレスキーボードだ。
見た目はかなり独特な形状をしているが、人間工学に基づいた身体の負担を軽減してくれる構造になっている。
早速製品のスペックから紹介していこう。
スペック紹介
「ERGO K860」の使用とスペックは下記の通りだ。
メーカー | ロジクール |
サイズ | 高さ:4.8cm 幅:45.6cm 奥行き:23..3cm |
重量 | 1160g |
接続形式 | Unifying USBレシーバー Bluetooth |
システム要件 | Bluetooth:Windows 10 以降、macOS 10.15 以降 、iPadOS 14以降、Chrome OS、Linux Unifying USBレシーバー:Windows 10 以降、macOS 10.15以降、Chrome OS、Linux |
電池タイプ | 単四電池×2 |
カラー | グラファイト |
価格 | 16,940円 |
外観と付属品紹介
k860はロジクール製品でおなじみの、黒とエメラルドグリーンの箱で届いた。
箱を開くとk860本体がジャストサイズではまっており、しっかりと梱包されているので安心感がある。
早速箱から取り出していこう。
まず目を引くのは独特な形状だ。
キーボード全体が波を打つような、うねりのある形状をしている。
また、キートップの中央部分から左右に分離された配置となっている。
普段見慣れたキーボードとの違いに少し戸惑うが、
ベースとなるキーの配置は一般的なテンキー付きのものと変わらない。
もう一点特徴的なのが、キーボード本体にパームレストが一体化している点だ。
外見から硬めの素材なのかと思ったが、実際に手首を置いてみると程よい反発感とクッション性があった。
3層構造になっており、手首の負担を軽減してくれる仕様となっている。
本体の背面には単四電池をセットする場所に加えて、手元側にスタンドが2つ設置されている。
スタンドを展開し手元側が高くなることで、パームレストの高さを調整することが可能だ。
カラーはグラファイトの一色展開となっている。
付属品は下記の通りだ。
・Unifying USBレシーバー
・単四形乾電池x2
・クイックスタートガイド
付属品にUSBポートに差し込むことで、k860とPCを接続することのでできるレシーバーが付属している。
また、k860を稼働させるのに必要な単四電池も付属していた。
単四電池って意外に家になかったりするので、付属していることですぐに使い始めることができてよかった。
クイックスタートガイドは、箱の上面の裏側に記載されている。
実際に使用してみた
ここからは実際にERGO K860を使用していく。
EROG K860はBluetoothか、付属のUSBレシーバーを使用した無線接続で使用するかたちになる。
無線接続で3台のデバイスをペアリングして登録することができる。
使用するデバイスを切り替える際は、キーボード上部の割り振りボタンで簡単に変更が可能だ。
実際にキートップに手を添えてみる。
中央に向かってなだらかな傾斜があり、手首が少し外向きに捻るような角度になる。
パームレストが手首をしっかりと支えてくれるので、手を添えた感じは良好だ。
しかし、ある程度文字を打っていると一定のタイミングでキーの配置や指・手首の位置にも慣れてくる。
キーボードの形状に慣れてからが、ERGO K860の醍醐味を体感できるスタートだ。
長時間タイピングをしていても手首の負担が気にならなくなる。
また、ERGO K860でタイピングを行うと、自然と背筋が伸びて姿勢がよくなるのを感じる。
すると手首にとどまらず、首や肩の負担も減るのか長時間のPC作業でも体が疲れにくくなる実感があった。
キーボードの形状の変化でここまで、体への負担が変わることに驚いた。
打鍵感も比較的軽めなので、指先がリラックスした状態でタイピングできる。
静音性に関しても、通常のキーボードのタイプ音と比べてるとERGO K860の音の方が小さい印象を受けた。
以上のように実際の使用を通して、エルゴノミックキーボードならではの利点を感じることができた。
僕の場合はERGO K860に加えて、同じくロジクールから販売されているエルゴノミックデザインのトラックボール「ERGO M575」を使用している。
エルゴノミックデザインの機器同士ということもあり、この2製品を合わせて使うことで、より体にかかる負担を減らすことができる。
ロジクール ERGO K860のメリット
実際にERGO K860を使用して感じたメリットをまとめると下記の通りだ。
長時間のタイピングでの体の負担を減らせる
この製品の一番の魅力はなんと言っても、タイピング作業での体への負担を減らしてくれる点だ。
テレワークの推進によりPCを操作しての作業時間が圧倒的に増えている中で、この恩恵はかなり大きなメリットと言えるだろう。
タイピングの疲労が手首に溜まっているようであれば、本製品のようなエルゴノミックキーボードの導入をぜひ選択肢に入れてみるべきだろう。
複数デバイスとの接続性の高さ
ERGO K860を複数のデバイスと接続して使用する際の、接続の切り替えの簡単さも魅力の一つだ。
僕の場合は仕事用のパソコンと、個人の趣味用のパソコンが別々なのだが、ボタン1つで接続を切り替えられのは非常に便利だ。
どんなに快適なキーボードでも、使うデバイスに合わせて何度も接続設定をしなおすのは不便に感じる。
それが理由で使わなくなることもあるので、複数デバイス間での接続性の高さも重要な要素と言えるだろう。
また、僕はMacとWindowsの両方でERGO K860を使用したのだが、いずれのOSでも初期のキー配置をカスタマイズせずとも快適に作業することができた。
OS間を超えて快適さを得られるのも嬉しいポイントだ。
ロジクール ERGO K860の気になる点
ERGO K860を使用して感じた、個人的に気になる点についても触れておく。
独自の形状とキー配置に慣れる必要がある
ERGO K860の使用感はかなり満足度が高い。
一方でその満足度を得るためには、キーボードの形状とキー配置に慣れる必要がある。
正しいタイピングができている人であればそこまで時間はかからないと思うが、タイピングに自己流の癖がある場合はそれを治す必要があるかもしれない。
僕の場合はこれまで「B」をタイピングする際に右の人差し指を使っていたのだが、ERGO K860の場合は「B」のキーが分離された左側に配置されている。
これにより、「B」をタイピングする際にどの指で打てばいいのか迷子になることがあった。
僕の場合は問題となる癖が他になかったのだが、癖が多い人ほど修正に時間がかかる点は留意しておくべきだろう。
充電式でない点は好みがわかれる
ERGO K860は本体にバッテリーを内蔵していないので、使用するためには単四電池を2本用意する必要がある。
この点は人によって好みが分かれる部分だ。
電池を入れ替えるのが面倒と感じる人もいるだろうし、
内蔵電池の寿命が製品の寿命に直結しないというメリットに捉える人もいるだろう。
個人的には後者派なので、電池で稼働する仕様については不満を感じていない。
ただ、欲を言えば単四ではなく単三電池の方が他のデバイスとの使い回しがしやすいなと感じた。
まとめ
以上がロジクールの「ERGO K860」の仕様と実際の使用感の紹介だ。
独自の形状とキー配置に慣れは必要だが、使い込んでいくうちにその快適さに魅了される製品になっている。
キーボードの形状が変わるだけで、ここまで体の姿勢がよくなり体の負担が減るということに驚いた。
長時間のタイピングで体に負担を感じているなら、ぜひ本製品の導入を検討してみてほしい。