先日、富士フイルムの高級コンデジのX100Fの購入の決意をご報告したが、ついに商品が到着したので早速紹介していこう。
X100Fの開封と外観の紹介
早速外箱から見ていこう。
真っ黒な箱に白地で、FUJIFILMとX100Fの文字が刻まれている。
他社のカメラの外箱と比較しても、情報量を削り最低限の記載のみで非常にシンプル、どこかApple製品の箱を彷彿とさせる。
続いてボディだ。
今回僕が購入したのはX100Fのシルバーだ。
他に持っているカメラが黒色ということもあり、今回は遊び心を持たせてシルバーをチョイスした。
個人的にこのチョイスは大正解だと思っている。
ボディの質感と色合いが最高に美しい。
思っていた以上に高級感があって、いつまでも眺めていられる。
ボディの上部を見ていこう。
いわゆる軍艦部と呼ばれる部分だ。
一番右が露出調整ダイアル、真ん中に電源を兼ねたシャッターボタン、一番左のダイアルがシャタースピードとISO感度を調整するためのものだ。
撮影設定はこの軍艦部で完結するようになっているので、操作もしやすい印象を感じる。
アクセサリーシューもしっかり着いているので、外付けフラッシュを使った撮影も可能だ。
ちなみにシューカバーが付属しないので、別途購入する必要がある。
そしてX100Fのボディで一番美しいと思っているのが、この軍艦部左に刻まれたFUJIFILMとX100Fの文字だ。
X100シリーズのモデルを表す「F」の部分だけ赤色になっているのも最高にクールだ。
次にボディの背面だ。
モード変更や、プレビュー機能用のボタンが集約されている。
ボタンの数が多いので、それぞれのボタンに自分のよく使う機能をカスタム配置するとより操作性を高められそうだ。
そして何よりも嬉しいのが、フォーカスレバーというフォーカス位置を調整するためのスティックが搭載されていることだ。
過去にα7ⅱの紹介記事を書いた際に、このスティックが搭載されていないことが数少ない不満点だと語ったが、このX100Fには搭載されている。
このスティックがあれば細かいフォーカスの調整や移動がしやすくなるのでありがたい。
X100Fの特徴を紹介
X100Fを購入した理由と言っても過言でない機能と特徴について紹介しよう。
フィルムのような描写を再現できるフィルムシミュレーション機能
まずはじめに、フイルムメーカとしての富士フイルムらしさの詰まった機能「フィルムシミュレーション」についてだ。
デジタルカメラでありながら、フイルムのような写りを再現した描写を楽しむことができる。
その中でも特に気になっていたが、「クラシッククローム」だ。
富士フイルムのカメラ所有者の評判が良く、コントラストを強調した、いわゆるエモい描写をする。
僕もこのシミュレーションをメインに、X100Fでの撮影をしていこうと考えている。
X-Pro3やX100Vなどの最新機種には、「クラシックネガ」という新シミュレーションが搭載されているのだが、X100Fでもカスタム設定で完璧ではないものの再現ができるようなので、そのあたりも研究していこうと思う。
X100シリーズ伝統のレンズの描写
X100シリーズは初代から、X100Fまではずっと同じレンズが搭載されている。
搭載されている、23mm f 2.0の換算35mmレンズは、画角も広角よりの汎用的で明るいので使いやすいレンズになっている。
このレンズには伝統的な特徴がある。
解放のf2.0で被写体を接写すると、ピントはあっているのだが全体が滲んだような独特の描写をする。
このレンズの描写には賛否があるだろうが、ブログやTwitterの投稿では、この写りこそX100の”アジ”だとポジティブに捉えている人も多くいる。
僕自身もこの伝統の描写を楽しみたく、最新のX100VではなくX100Fを選んだ。
(X100Vは、搭載するレンズが変わり解放からもシャープな写りをするようになったようだ)
箱から出して早速、この描写を確認してみた。
付属のレンズキャップを、f2.0とf4.0のそれぞれで接写してみた。
(※F値を変える際に他の設定を変更し忘れたたため、露出が異なっている)
f2.0
f4.0
どうだろう、前者が噂の解放接写時の描写だ。
他のレンズでは表現できない、独特の写りをしているのが分かるだろうか。
そしてもう一つ驚いたのは、f4.0に絞った際の写りのシャープさだ。
あくまでサブカメラ目的の購入と思っていたが、これほどの写りであればメイン機と遜色ない運用が期待できそうだ。
X100Fと合わせて買いたいアイテムを紹介
今回のX100Fの購入に合わせて、同時に揃えたアイテムと今後欲しいアイテムを紹介していこう。
FUJIFILM デジカメX100シリーズ用プロテクトフィルター
カメラとレンズを購入したら、合わせて購入すべきプロテクター。
今回購入したX100Fのボディーカラーのシルバーに合わせるために、富士フイルムの純正品を購入した。
純正品ということもあり、装着した際に一切の違和感がない。
注意としては、X100Fのレンズには直接フィルターを装着できない。
別途アダプターリングを購入する必要がある。
FUJIFILM レンズフード X100用
こちらも純正品のレンズフードだ。
屋外撮影時などに不要な光がレンズに入り込まないために、もっていおいて損のないアイテムだ。
もちろんレンズを直接ぶつけないための、保護アイテムとしても役立つ。
このレンズフードには、先ほどのプロテクターで説明したアダプタリングが同梱されている。
もし、フードとフィルターを装着したいなら、この製品を購入するとよいだろう。
Acruのカメラストラップ「カシェ・バルジ」
X100Fのオシャレさを最大限に活かすために、カメラストラップも新調した。
購入したは、革製のオリジナルアイテムを手がける、Acruの「カシェ・バルジ」だ。
オーダーしてから、職人が1品1品を丁寧に生産する、非常にクオリティと質感の高い製品だ。
いつものカメラストラップに飽きたなら、ぜひこの製品をオススメする。
PeakDesign ピークデザイン アンカー リンクス
以前に記事で紹介した、ストラップの取り外しを手軽にするPeakDesignのアンカーリンクスだ。
基本的にストラップは付けっ放しにしておくことが多いが、ストラップが邪魔になる場合もあるので、撮影のスタイルに合わせて着脱をするための便利アイテムだ。
X100Fのデザインと合うか心配だったが、個人的にはそんなに気にならない。
Acruのカメラストラップ「カシェ・バルジ」に装着して使用する。
Haoge 親指アップグリップ サムレスト
こちらは購入検討中のアイテムだ。
アクセサリーシューに装着することで、撮影時の親指の置き場を設けることができるアイテムだ。
比較的本体が小型なので、手ブレを減らすために安定した撮影をするために必要かもしれない。
背面液晶保護シート
こちらもカメラを買ったなら、一緒に買ったほうがいいアイテムの代表たるものだ。
Amazonで一番レビューの多いものをとりあえず購入した。
以上が、X100Fを購入してのファーストインプレッションと、同時購入したアイテムの紹介だ。
ここ最近の買い物の中でも、開封していて一番ワクワクしたアイテムだ。
これからは毎日持ち歩き、写真を撮りまくろうとおもうので、実際の写真や使用感はまたご紹介させていただきたいと思う。