【レビュー】セパレート式のジンバル搭載小型カメラ「Feiyu Pocket 2S」は新しい動画撮影の幅を与えてくれる製品

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先日紹介した、ジンバルメーカー「FeiyuTech(フェイユーテック)」の販売するジンバル搭載型のカメラ「Feiyu Pocket 2」。

現在「Feiyu Pocket 2」と一緒にMakuakeにて、応援購入を募集中の「Feiyu Pocket 2S」にてついても紹介の機会を頂戴することができた。

https://www.makuake.com/project/feiyutech/

「Feiyu Pocket 2S」は世にも珍しい、カメラ部分が有線で分離させることのできるカメラとなっている。

Feiyu Pocket 2Sの写真

よりアクティブな動画撮影や、通常のカメラでは撮影が難しいアングルでの撮影が可能となる製品だ。

「Feiyu Pocket 2」との違いや、性能面を比較しながらレビューをしていくので参考にしてほしい。

Feiyu Pocket 2Sがオススメな人
・アクティブな動画撮影をしてみたい
・車載動画撮影に挑戦してみたい
・人とは違うアングルや構図で撮影してみたい人

提供:FeiyuTech(フェイユーテック)
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目次

Feiyu Pocket 2Sはこんなカメラ

Feiyu Pocket 2Sの写真

前回の「Feiyu Pocket 2」に引き続き「Feiyu Pocket 2S」が気になった理由は、

カメラ部分を分離させることで、様々なアングルや構図での撮影を行うことができるからだ。

ガンダムに出てくる有線サイコミュみたいなロマンを感じる!

しかもカメラにはジンバルが搭載されているので、安定した動画を撮影することができる。

スポーツや車載動画など、アクティブな撮影に適したカメラだ。

「Feiyu Pocket 2」との大まかな違いは下記の通りだ。

・カメラを分離して撮影することができる
・HDMIケーブルを接続して映像出力することができる。

その他の詳細スペックは、ほぼ「Feiyu Pocket 2」と同等なので、今回の記事では「Feiyu Pocket 2」ならではの魅力を伝えることにフォーカスしていく。

Feiyu Pocket 2Sの外観と付属品について

Feiyu Pocket 2Sの箱の写真

早速届いた「Feiyu Pocket 2S」をみていこう。

箱を開けて中身を並べていくと、付属品がずらりと敷き詰められた。

Feiyu Pocket 2Sの付属品を並べた写真
・Feiyu Pocket 2S
・専用ポーチ
・充電ケーブル(USB-A to USB-C)
・接着用テープ
・1/4インチのネジ穴搭載の磁石マウント
・ベルト固定用のアダプター
・装着用ベルト長短のものが1つずつ

持ち運びに活用する布製の専用ポーチ。

カメラの分離機能を生かすための、磁石マウントやベルトなど、

「Feiyu Pocket 2S」のギミックを生かすためのアイテムが同梱されている。

本体の外観を見ていこう。

Feiyu Pocket 2Sの写真

特徴的なのは、レンズとジンバルの下部のケーブルが巻かれている部分だろう。

このケーブルを伸ばすことで、独自のアングルでの撮影が可能だ。

レンズとジンバルの部分を摘んでみるとパカっと外れる。

Feiyu Pocket 2Sのカメラ部分を切り離した写真

あとは撮影したい構図に合わせてケーブルを解けば、

カメラを独立させて撮影することができる。

取り外したカメラとジンバルの台座の部分、そしてボディの背面には磁石が内蔵されている。

なので、鉄製の壁や柱などにくっつけることができる。

Feiyu Pocket 2Sを柱にくっつけた写真

付属品のベルトや接着テープを活用することで、

様々なポジションにカメラを固定することが可能だ。

製品紹介ページでは、バイクのヘルメットだったり、身体に装着したりと、

様々な撮影スタイルを提案している。

Feiyu Pocket 2Sの利用シーン画像

カメラ部分の底面には付属品のマグネット式のパーツを装着することで、

三脚が設置できるようになり高さやアングルの調整も可能だ。

Feiyu Pocket 2Sと三脚穴パーツの写真
三脚穴の写真

液晶は「Feiyu Pocket 2」と同様の1.3インチのタッチ操作対応のモニターが搭載されている。

Feiyu Pocket 2Sの液晶の写真

本体の右側面にはUSBーCポートとmicroSDカードスロットが搭載されている。

Feiyu Pocket 2Sの右側面の写真

左の側面は電源ボタンとマイクロサイズのHDMI端子が搭載されている。

Feiyu Pocket 2Sの右側面の写真

HDMI端子が付いているのは「Feiyu Pocket 2S」だけで、TVなどにHDMIケーブルを繋げば映像の出力ができる。

本体の下部には三脚穴が搭載されており、「Feiyu Pocket 2S」の本体を固定することが可能だ。

Feiyu Pocket 2Sに三脚を装着した写真

またミニ三脚を延長ロッドのように使用することもできる。

Feiyu Pocket 2Sに三脚を装着した写真

本体の構造と付属品からも、撮影できる映像の幅の広さが伝わってくる印象だ。

「Feiyu Pocket 2S」と「Feiyu Pocket 2」のサイズ比較は下記の通りだ。

Feiyu Pocket 2SとFeiyu Pocket 2の比較写真

高さがだいぶ異なるのがわかるだろう。

「Feiyu Pocket 2S」は高さがあるぶん、手で持った際の撮影時に広角での撮影がしやすく感じた。

Feiyu Pocket 2Sを実際に使ってみた

ここからは早速「Feiyu Pocket 2S」を使っていく。

今回の検証では「Feiyu Pocket 2S」をウェアラブルなアクションカメラとして活用しようと思う。

付属のベルトを使用して、ボディを腕に装着し、カメラ部分をリュックの肩紐に固定して使ってみる。

Feiyu Pocket 2Sを腕とリュックに装着した写真

この撮影スタイルは両手がフリーになるので、食べ歩きなどを含めたVlog撮影に最適だ。

カメラを持たなくていいというだけで、かなり機動力もあがる。

試しに片手にコーヒーを持って歩いてみたが、撮影していることを忘れくらいに自然に撮影ができた。

少し激し目の動きも撮影してみた。

公園のアスレチックを走り抜けてみたが、ジンバルの効果で手振れの少ない映像になっている。

Vlog撮影はもちろん、アクティブな撮影でも問題なく使用することができる性能と言えるだろう。

Feiyu Pocket 2Sのメリット

「Feiyu Pocket 2S」を実際に使用して感じたメリットについてまとめていく。

1台でアクションカムとVlog用カメラの2役をこなせる

「Feiyu Pocket 2S」の一番の魅力は、撮影できる映像の幅の広さだ。

手持ち撮影ではVlog用の映像を。

カメラを外したリモート撮影では、アクションカムのようなアクティブな映像が撮影できる。

本来であればそれぞれ別のカメラを用意すべきところだが、

「Feiyu Pocket 2S」であれば1台でどちらの撮影にも使用することが可能だ。

これから動画撮影を始めるなら、取れる映像の幅が広がる本製品はかなりオススメだ。

設置性と装着性の高さで撮影の幅が広がる

繰り返しにはなるが、「Feiyu Pocket 2S」はカメラを本体から離したリモート撮影が売りとなっている。

付属のベルトや本体に内蔵された磁石を活用することで、様々な場所に装着や設置が可能だ。

Feiyu Pocket 2Sを柱にくっつけた写真

巻きつけたり、磁石でくっつけるだけで良いので、割と無理矢理でも固定できる。

Feiyu Pocket 2Sを腕に装着した写真

シンプルだけどこれが本当に便利だし強みだと思う。

他社のアクションカムみたいにアクセサリーを別で購入しなくてもよいのは嬉しい。

また、普通のカメラでは撮影できないアングルや構図での撮影が可能なので、

使い方とアイデア次第で他のカメラでは撮れないような映像が撮れるのは魅力的だ。

Feiyu Pocket 2Sの気になる点

「Feiyu Pocket 2S」を使っていて気になった点についてだが、

「Feiyu Pocket 2」の記事で点は省く。

そこで「Feiyu Pocket 2S」ならではの、用途によっては気になるかもしれない点を挙げる。

本体の機能に関することではなく、かなり欲を言えばという内容なので、気にならない人には全く問題のない点ではある。

グローブ装着時の操作を補助するアクセサリーがあったら便利

バイクの車載撮影時などグローブや手袋を装着していた場合に、カメラの設定操作がタッチモニター方式のため、一度それらを外してから操作する必要がある。

この点は本製品に限らず類似の製品でも課題となる部分ではあるが、

「Feiyu Pocket 2」の場合は、他の同梱アクセサリーが充実していることもあり、

欲を言えばグローブや手袋装着時の操作をサポートするアイテムのアイデアがあればよかったなと思う。

もちろん、タッチモニター対応のグローブや手袋を購入すれば回避できる問題ではある。

「Feiyu Pocket 2S」と「Feiyu Pocket 2」の性能比較について

Feiyu Pocket 2SとFeiyu Pocket 2の比較写真

「Feiyu Pocket 2S」と「Feiyu Pocket 2」の両機種のスペックについて下記にまとめた。

Feiyu Pocket 2SFeiyu Pocket 2
サイズ17cm × 4.26cm × 3.05cm12.46cm × 4.06cm × 2.98cm
重量179g127g
液晶サイズ1.3インチ1.3インチ
有効画素数851万1200万
センサー1/2.5インチCMOS1/2.3インチCMOS
レンズ130° / f2.0130° / f2.0
ズーム機能4倍ズーム4倍ズーム
ジンバル稼働範囲チルト:-95° to 50+° ロール:+-45° パン:-220° to +40°チルト:-95° to 50+° ロール:+-45° パン:-220° to +40°
動画モード動画、タイムラプス、モーションプラス、
ハイパーラプス、スローモーション
動画、タイムラプス、モーションプラス、
ハイパーラプス、スローモーション
動画解像度4K:3840× 2160 60/50/48/30/25/24fps
2.7K:2720× 1520 60/50/48/30/25/24fps
1080P:1920× 1080 120/60/50/48/30/25/24fps
4K:3840× 2160 60/50/48/30/25/24fps
2.7K:2720× 1520 60/50/48/30/25/24fps
1080P:1920× 1080 120/60/50/48/30/25/24fps
LOG撮影対応対応
最大動画ビットレート120Mbps120Mbps
対応ファイルフォーマットFAT32,exFATFAT32,exFAT
動画フォーマットMOV,MP4MOV,MP4
静止画モード通常撮影、パノラマ撮影(2×2、3×3、180°)通常撮影、パノラマ撮影(2×2、3×3、180°)
最大静止画サイズ3840 × 21604000 × 3000
写真フォーマットJPG/JPG+DNGJPG/JPG+DNG
対応SDカードmicroSDカード 最大512GB(U3ハイスピードSDカード推奨)microSDカード 最大512GB(U3ハイスピードSDカード推奨)
内蔵スピーカー搭載搭載
稼働時間180分(1080P/30fps)
160分(4K/30fps)
220分(1080P/30fps)
190分(4K/30fps)
価格33,890円~
(応援プランにより変動)
32,990円~
(応援プランにより変動)

赤字の部分が両機種で性能が異なる部分となっている。

基本的なスペックは共通だが、大きな違いでいうと搭載されているセンサーが異なる点が挙げられる。

画質面でいうと「Feiyu Pocket 2」の方が上となっている。

なので、手軽に綺麗な映像を撮りたい人は「Feiyu Pocket 2」。

アクティブな撮影や、人とは違う構図で撮影したい人は「Feiyu Pocket 2S」を使用するのがいいだろう。

Feiyu Pocket 2Sのレビューまとめ

最後にFeiyu Pocket 2Sを使って感じた点についてまとめよう。

Feiyu Pocket 2Sはカメラ部分を本体と取り外してリモート撮影できる点が特徴だ。

これまで撮影してきた動画とは違うアングルや構図での撮影が可能となる。

カメラの設置・装着位置もマグネットやベルトを使うことで柔軟に行うことができる。

ウェアラブルなアクションカム的な用途と、Vlog撮影用のカメラの2役を担えるのが魅力だ。

これから動画撮影を始めるなら、ぜひ候補にいれてみるといいだろう。

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「お気に入りのガジェット」や、「暮らしに役立つモノ」を紹介するブログ「kazlog」の運営者。これまで執筆してきたガジェットレビュー記事は200本以上。Yahoo! ニュース エキスパートにてガジェットの専門家としての情報発信も行なう。Makuake・Evoon・BenQ・サンワダイレクトなど、様々な企業の公式アンバサダーを務める。

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