どうもkazlogのkaz(@kaz_fukumaru)です。
今回は、MacBookユーザーにオススメな、
BenQのデザインモニター「PD2725U」を紹介していく。
デザインモニターということもあり、色表現の正確性が魅力の製品だ。
また、デザイン作業を便利にする機能が豊富に搭載されている。
モニターのサイズは27インチ、解像度は4Kということで、
高精細な画面で広い作業領域を確保することができる。
MacBook AirやMacBook Pro用のモニターとして、Thunderbolt 3接続を利用することで、
ケーブル1本で画面の出力、充電、データ転送に対応している。
MacBookを使ってクリエイティブな作業をする方に、ぜひチェックしてみてほしい。
BenQ PD2725Uはこんなディスプレイ
![PD2725Uの写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd2.jpg)
「PD2725U」は数多くのモニター製品を輩出している、「BenQ」の販売する製品だ。
本製品はデザインモニターにカテゴリーされており、デザイン作業の効率化と、
クオリティの向上をサポートする機能が搭載されている。
また、同社の得意領域である、目に優しいアイケア技術を搭載しているので、
長時間のデザイン作業を行う、クリエイターにオススメの製品と言えるだろう。
BenQ PD2725Uのスペックと仕様
まず初めに「PD2725U」のスペックと仕様について紹介していく。
製品画像 | ![]() ※画像は公式サイトより引用 |
画面サイズ | 27インチ |
解像度 | 3840 × 2160 (4K) |
アスペクト比 | 16:9 |
パネル | IPS(非光沢) |
視野角 | 左右/上下 178°/178° |
表示色 | 約10億7000万色 |
色域 | DCI-P3 95%/Display P3 95%/100% sRGB/Rec. 709 |
応答速度 | 5ms (GtG) |
映像入力端子 | Thunderbolt 3 対応USB Type-C ×2 HDMI (ver2.0)×2 DisplayPort (ver1.4) ×1 |
ポート | Thunderbolt 3 対応USB Type-C ×2 (各65W、15W給電に対応) USB 3.1 upstream ×1 USB 3.1 downstream ×2 ヘッドホン端子 ホットキーパック G2接続用端子 |
高さ調整 | 15cm |
ピボット | 90˚ |
VESAマウント | 100 × 100 |
スピーカー | 2.5W ×2 |
本体サイズ | 幅:61.48 × 高さ:44.98~59.98 × 奥行き:25.58 cm |
重量 | 約8.3kg |
アイケア技術 | フリッカーフリー ブルーライト軽減 |
デザイン向け機能 | アニメーションモード CAD/CAMモード 暗室モード KVMスイッチ DualView(デュアルビュー) |
付属品 | 電源ケーブル HDMIケーブル miniDP to DPケーブル USB 3.0ケーブル Thunderbolt3 ケーブル ホットキーパック G2 |
価格 | 115,000円(税込) |
「PD2725U」の画面サイズは27インチとなっている。
解像度は3840 × 2160の4Kモニターだ。
多くのアプリや画面を同時に開くデザイン作業において、
4Kモニターの作業領域の広さは非常に便利だ。
動画編集モニターとしても使いやすいだろう。
パネルはIPSとなっており、映像や写真を高精細に映し出してくれる。
HDRにも対応しているので、色の表現幅も広い。
画面は非光沢なので、写り込みや反射を気にせずに作業に集中することが可能だ。
![pd2725の液晶の写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd29.jpg)
視野角も上下左右で178˚と広く、モニターを斜めから見ても問題なく画面を閲覧できる。
デザイン業務では、複数枚のモニターを並べて作業することも多いと思うので、
サブモニターとして、自分から斜め位置に設置しても問題がない。
表示色や色域については詳しく後述するが、プロフェッショナルなデザイン業務に耐えうる、
非常に高い水準となっている。
映像の入力端子も豊富に搭載されている。
特に注目すべきはThunderbolt 3対応のUSB Type-Cを搭載している点だ。
![Thunderbolt 3ポートの写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd11.jpg)
Apple製品を使っている方には、割とお馴染みの規格だろう。
USB Type-Cを搭載しているMacBookと、「PD2725U」をThunderbolt3 ケーブルで接続すると、
ケーブル1本で「画面の出力」、「MacBookの充電」、「データ転送を」を行うことができる。
![Thunderbolt 3でMacと接続した写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd16.jpg)
デスク周りの配線を減らせるので、この点は非常にありがたい。
他にもHDMIやDisplayPortが搭載されており、トレンドと実用性を抑えた設計となっている。
![PD2725Uの搭載ポートの写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd9.jpg)
搭載ポートについては先述のThunderbolt 3 対応USB Type-Cに加えて、USB 3.1が搭載されている。
外付けのストレージや周辺機器の接続性についても申し分ないと言えるだろう。
次にスタンドの機能についても触れていく。
「PD2725U」のスタンドは高さ調整が可能だ。
![PD2725Uのスタンドの写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd8.jpg)
15cmの幅で自分の好みにあった高さで使用することができる。
また、ピボット機能にも対応しており、縦置きでの使用も可能だ。
![PD2725Uを縦置きにした写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd17.jpg)
縦長のクリエイティブ作成時に役立つだろう。
「PD2725U」はVESAマウントを搭載しているので、モニターアームでの設置も可能だ。
![PD2725Uにモニターアームを設置した写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd19.jpg)
デザインモニターということもあり、通常の27インチサイズのモニターよりも重量があるので、
モニターアームを使用する際は耐荷重を確認しておくといいだろう。
なお「PD2725U」はスピーカーも搭載されているので、別途購入せずとも音声の出力ができる。
ヘッドホン端子も搭載されているので、自分にあった音環境も構築可能だ。
BenQ PD2725Uの特徴・機能紹介
ここからは「PD2725U」の魅力となる機能について深掘りして紹介していく。
本製品はデザインモニターということもあり、デザイン作業に適した機能が豊富に搭載されている。
中でも色の表現についてはプロフェッショナルな使用に耐えうる高い水準を満たしているので紹介しいてく。
正確な色表現を実現する「AQCOLOR技術」
![AQCOLORについての解説画像](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd30.jpg)
「AQCOLOR」はBenQが定める、プロフェッショナル向けのカラー標準を満たすことを意味している。
正確な色を再現するために、同社が培ってきた技術と経験が惜しみなく注ぎ込まれている。
「PD2725U」は製造時に工場で1台ずつ、キャリブレーションされているので、
発色の精度については心配せずに使い始めることができる。
Display P3とDCI-P3対応
![Display P3とDCI-P3の解説画像](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd31.jpg)
「PD2725U」はDisplay P3とDCI-P3に対応している。
いずれのカバー率も95%となっており、色表現の幅が広くなっている。
また、sRGBについては、カバー率が100%となっている。
なので、モニターの色を信頼して作業に集中することが可能だ。
CalMAN/PANTONE認証取得
「PD2725U」はCalMANとPANTONEカラーの認証を取得している。
社内基準に限らず、色の精度の高さを保証するものであり、
他のPANTONE認証を取得した製品との相性も抜群だ。
以上が色の表現についての特徴だ。
他にも2台のPCと接続可能なKVMスイッチや、画面の半分で描写モードを分けることのできる、
DualView(デュアルビュー)なども搭載している。
デザイン作業の効率化を追求したモニターと言えるだろう。
アイケア技術
BenQ製品の特徴とも言える、目に優しい機能だが、「PD2725U」にも採用されている。
フリッカーフリーとブルーライト削減機能により、長時間のPC作業における目の負担を減らしてくれる。
資料の作成や読み込み時などに活用したい機能だ。
BenQ PD2725Uの外観と付属品の紹介
次に「PD2725U」の外観と付属品についても触れておく。
まずはモニター部分から見ていこう。
上下のベゼルが非常に薄い。
![PD2725Uのディスプレイの写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd32.jpg)
また、多くのモニター製品に見られる企業ロゴの記載も無い。
これにより画面の表示領域が広いので、画面への没入感が高く作業に集中しやすい。
デザイン作業の効率を高めるための設計と言えるだろう。
スタンド部分については、メタリックグレイとなっている。
スペースグレーのMacBookと色味の相性が良い。
台座部分が少し広めなので、気になる方はモニターアームを使用するといいだろう。
モニターを上から見てみよう。
奥行きが通常のモニター製品よりも厚い。
![PD2725Uを上から見た写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd13.jpg)
モニター本体の排熱性を高めるための設計だろう。
背面には各種ポートと、操作用のボタンが設置されている。
![PD2725Uの背面の操作ボタンの写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd15.jpg)
全体を通してデザインがシンプルにまとまっていて、うるさくないので、作業に集中しやすい印象だ。
次に付属品についても紹介していこう。
![PD2725Uの付属品の写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd4.jpg)
主な付属品は下記の通りだ。
・HDMIケーブル
・miniDP to DPケーブル
・USB 3.0ケーブル
・Thunderbolt3 ケーブル
・ホットキーパック G2
PCとの接続に必要な主要ケーブルが全て付いてくるのは嬉しい。
少し注意する点としては、付属のThunderbolt3 ケーブルが他と比べて短い。
![Thunderbolt3 ケーブルの写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd6.jpg)
ポートが片側にしか付いていないMacBookと接続する際は、
設置位置の融通が効かないので、もう少し長いものを購入した方がいいだろう。
注目すべき付属品として、ホットキーパック G2について触れておこう。
![ホットキーパック G2の写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd23.jpg)
こちらは「PD2725U」に接続して使う、有線のコントローラになっている。
ボタンとダイヤルを使って、モニターの設定を変えたり、メニュー画面の操作ができる。
![ホットキーパック G2を使ってモニターを操作している写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd24.jpg)
モニターの輝度や描画モードの変更など、デザイン系で必要な設定変更を効率化してくれる。
ダイヤルやボタンの操作内容はカスタマイズが可能なので、よく使う設定を登録することで、
より作業しやすい環境が構築できる。
BenQ PD2725Uの導入メリット
ここからは僕が「PD2725U」を1ヶ月程使用して感じた、製品のメリットを紹介していく。
参考までに僕の用途は、ブログの執筆やデジタルカメラで撮影した写真の現像・編集だ。
デザイン作業に最適なモニター性能の高さ
![PD2725Uで写真の現像作業をしている画像](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd27.jpg)
使っていて一番いいなと感じたのは、やはり「PD2725U」の描写力の高さだ。
カメラで撮影した写真の現像を行なっている際に、画面に映し出された写真の色味に感動した。
現像作業をしていて気持ちを乗らせてくれる。
モノクロの写真の明暗の描写も流石の性能だ。
![PD2725Uで写真を現像している画像](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd28.jpg)
プロフェッショナル向けということもあり、発色と表現力の高さは大きな製品メリットだ。
また、27インチの4Kモニターということもあり、作業領域が広いのも嬉しい。
ブログの画像素材の作成用に、AdobeのPhotoshopとIllustratorを併用しているが、
どちらも快適に作業することができている。
以上がデザイン作業の用途で感じた製品メリットだ。
MacBookとの相性が抜群で便利に使える
![MacのThunderbolt3ポートの写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd14.jpg)
次に紹介するメリットは、「PD2725U」とMacBookとの相性の良さだ。
先述のとおり、Thunderbolt 3での接続を利用することで、
ケーブル1本で「画面出力」、「MacBookの充電」、「データ転送」ができるの非常に便利だ。
デスク上の配線を最小限に、外部ディスプレイをフル活用できる。
また、モニターにUSBハブとして機能も備わっているので、MacBookの機能を拡張してくれる。
MacBookのパフォーマンスを発揮するために、「PD2725U」を起点とした作業環境を構築することが可能だ。
「PD2725U」には、映像モードに「M-book」というモードが搭載されている。
![M-Bookモードの画面の写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd25.jpg)
これはMacBookの画面の色合いを再現するモードになっている。
![PD2725UとMacBook Airを並べた写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd21.jpg)
Macの色合いが好きな方にとって嬉しい機能だ。
このようにMacBookと合わせて活用するにも、オススメとなっている。
以上が、MacBookユーザーとして感じた製品メリットだ。
ちなみの僕は、MacBookをクラムシェルモードにした状態で引き出しにしまっている。
天板の間からThunderbolt 3で接続することで、机上にケーブルが見えないようにしている。
開放感があり、ミニマルなデスク環境を構築できている。
![机の上の写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd20.jpg)
BenQ PD2725Uの気になる点
「PD2725U」を使っていて気になった点についても紹介をしていく。
ただ、前提としてディスプレイ性能や描写力については不満がなく、
あくまで僕の使い方で気になる点となっている。
なので人によっては気にならない点かもしれない。
モニターの側面にもUSBポートが欲しかった
ブログ用の画像素材を作成する際に、カメラのSDカードやポータブルSSDを接続するのだが、
その際に側面にもUSBポートがあれば便利だなと感じた。
常時接続するものに関しては、背面の接続で問題ないが、
付け外しの多い周辺機器類については毎回背面に手を伸ばすのが少し面倒に感じた。
31.5インチモデルには、側面のポートが存在するようなので、
27インチモデルにもあったらいいなと思う。
同社製のScreenBarとの相性が悪い
こちらは完全に個人的な気になる点となっている。
「ScreenBar」は、BenQが販売している、モニター上部に装着可能なライトだ。
かなり便利なアイテムなのだが、「PD2725U」との相性が少し悪い。
ディスプレイの厚みがあるために、中心部分にScreenBarを引っ掛けることができないのだ。
![PD2725UにScreenBarを引っ掛けた写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/pd26.jpg)
中心からずらした位置には設置できるので、使用できないわけではないが、
少し見た目が残念なかたちになってしまう。
![PD2725UにScreenBarを設置した写真](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2021/09/名称未設定-1.jpg)
そもそもデザインモニターと併用すべきアイテムなのかという点もあるが、
個人的にはバッチリ装着できたら嬉しかった。
なお、「ScreenBar」近々新製品の発売を予定しているようなので、
そちらが本製品にも対応することを期待しよう。
まとめ:MacBookと相性抜群のデザインモニター
以上がBenQのデザインモニター「PD2725U」の特徴と使用感についての紹介だ。
プロフェッショナル用の色表現と描写力を持つ、デザイン作業用途に最適な製品となっている。
MacBookとの接続の相性が抜群なので、MacBook用にハイスペックなモニターを探している人にもオススメだ。