昨今、ワイヤレスイヤホンも一般化し、市場には多くの製品が溢れている。
そんな中でもAppleのAirPodsや、SONYのWF-1000XM3あたりが、評判や知名度としては飛び抜けている。
僕自身も初代のAirPodsを愛用しているが、ここ最近バッテリーの劣化により、新しいイヤホンの購入が必要となった。
そこで僕が選んだのは、AirPodsでもWF-1000XM3でもなく、AVIOTのTE-D01gだ。
AVIOTは日本初のAVブランドの新星
AVIOTというメーカーの名前を聞いたことがある人は、今はまだ少ないかもしれない。
しかし、今後オーディオ機器を購入する際は、候補として名前が上がってくるようなメーカーになるだろう。
AVIOTは日本人の聴覚特性を踏まえた音作りを起点としながら、比較的廉価な価格帯で商品を販売しており、確かな音質と高いコストパフォーマンスから、ファンを着々と獲得している。
ある程度の性能のワイヤレスイヤホンを、買うにはどうしてもそれなりの金額を払う必要があったが、AVIOTはそんな状況を打破してくれる。
AVIOTのTE-D01gは価格とパフォーマンスのバランスに優れた名機
今回僕が購入した、TE-D01gは定価が9千円、実売価格なら8千円で手に入れることができる。
AirPodsやF-1000XM3の約半額の値段で購入が可能だ。
これでも安いかと言われれば、個人の価値観によるところもあるが、昨今の市場を見れば比較的安価であり、手を出しやすい価格になっている。
安さでいえばいくらでも他のイヤホンの名前が挙がってくるので、ここからはTE-D01gの性能面について具体的に紹介をしていこう。
最初に利点をまとめると以下の通りだ
・価格以上の音質
・長時間の音楽再生が可能
・IPX7相当の防水機能を備えている
・Bluetooth5.0搭載で接続も安定している
・USB-TYPECに対応
少し気になる点は下記の通りだ。
・ケースが少し大きい
・ケースへの収納と取り出し安さは及第点
それではそれぞれ紹介をしていこう
TE-D01gは価格帯から飛び抜けた音質!
実を言うと僕は、イヤホンには割とこだわりを持っている。
Appleに買収されるはるか以前から、beats(当時はMONSTER)のイヤホンを使っていたりと、様々な価格帯の機種を利用してきた。
ワイヤレスイヤホンはこれまでAirPods程度の音質であれば十分と考えていた。
カナル型ということで直接の比較はできないが、この機種に変えてから音質を不満に感じたことはない。
なので、AirPodsはやや高い、カナル型のイヤホンが良いといった方には、この機種はオススメできる。
AVIOT自体が、日本人の聴覚特性に合わせていると言うこともあり、そこまで癖が強くないので、
音選びで失敗しにくい製品と言えるだろう。
TE-D01gは最長10時間の音楽再生に耐えうる、スタミナ自慢のイヤホン
AirPodsを使っていて、バッテリーの持ちに少し不満を持っていた僕にとって、この機種のバッテリー容量は非常に心強い。
本体だけでも最長10時間、ケースからの給電でさらに最長50時間のバッテリーライフを実現している。
ちょっとしたお出かけは勿論だが、旅行などの長時間移動の際もバッテリー切れの心配がない。
僕自身も愛用している中で、外出先でバッテリーが切れた経験はほとんどない。
移動中に常に音楽を聴いているようは人には、間違いなくオススメの性能だ。
IPX7相当の防水機能、雨や汗を気にせずいつでも音楽を!
TE-D01gは、IPX7相当の防水性能を備えている。
この規格は、一時的(30分程度)であれば一定の水深(1m)の条件であれば水没しても内部に浸水しない程度のものなので、急な雨に降られた場合や、ワークアウトで汗をかくようなケースでも、使用にはほぼ問題ないレベルと言えるだろう。
ジムで利用する際は、カナル型ということもあり装着性も高いこの機種はオススメと言えるだろう。
ちなみにケース側は防水ではないので注意してほし。
Bluetooth5.0搭載で接続も安定している
Bluetooth5.0に対応しており、デバイス側も対応機種であれば、今まで以上に安定した接続が可能だ。
音質に影響がでるようなアップデートではないが、遅延や音飛びが少なくなることで、音楽の視聴体験は大幅に向上した。
僕個人の体験としても出勤時に人の集まりやすい駅前や、電車内でも音飛びがなくなり非常に満足している。
TE-D01gはUSB-TYPECに対応
僕のブログを読んでいる方ならもうご存知かと思うが、なるべくケーブルを持ち歩きたくないタチなので、このイヤホンがUSB-TYPECを搭載しているのは嬉しい限りだ。
実を言うと、新しいワイヤレスイヤホンを探す際に、まずはTYPE-Cを搭載してるかを基準にして情報収拾をしていてこのイヤホンを知ったのだ。
あとは、iPhoneの搭載端子がTYPE-Cになれば、ケーブルを一本に絞れるので理想まであと一歩だ。
ここからは実際に使っていて、少し気になった点だ。
ケースがややでかい
これに関して言うと、比較対象がAirPodsのケースとなっている。
実際に2つのケースを並べてみると、TE-D01gのケースは立方体に近い形で厚みがあるのがわかるだろう。
ケースをジャケットのポケットにしまうと、少し膨らみが気になる。
ポケットの中の詰まっている感もややあるかなという印象だ。
ケース自体のバッテリーが大きいからこそなのかもしれないが、ポケットに気軽に放り込める点はAirPodsのケースの方に軍配がありそうだ。
ケースへの収納と取り出し安さは及第点
こちらもケースにまつわる話だが、若干取り出しと収納が不便に感じる。
ケースの形自体の問題か、収納スペースの広さの問題かが明確になっているわけではないが、
こちらもAirPodsと比較すると少し気を使う。
以上がTE-D01gの紹介となる。
性能には非常に満足しており、現在も愛用している。
気になる点においても、音楽の視聴に影響を与えるようなものなので、トータルで見ればほぼ弱点のない機種と言えるだろう。
もし、手頃である程度の音質のワイヤレスイヤホンを探しているなら、TE-D01gはかなりオススメの機種だ。