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財布やキーケースなどの小物を、革製品でまとめ始めてから幾分か経った。
そんなある日、通勤途中で革製のリュックを背負ったサラリーマンの姿が目にとまった。
スーツにリュックを背負う光景は、近頃では当たり前の光景だが、
革製のリュックについては、普段あまり意識していなかったのでマジマジと見つめてしまった。
「ジャケットに似合う革のリュックが欲しい」
僕の好きなブログ「monograph」でも何度か紹介されていたこともあり、自分の中で物欲の炎がメラメラと燃え上がるのを感じ、幾日か検討を進めた結果、このリュックしかないと思い購入にいたった。
背負って出かけるのが楽しくてしかたがない、そんな最高の相棒をご紹介させていただきます。
MOTHERHOUSEのアンティーク スクエア バックパックをご紹介
MOTHERHOUSE(マザーハウス)は、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念に掲げ、
こだわりの素材をいかしたモノづくりを実践する企業だ。
今回ご紹介する、「Antique Square Backpack (アンティーク スクエア バックパック)」も、そんなこだわりのつまった一品だ。
まず目を引くのが、その形状だ。
名前の通り美しい四角形。
余分なポケットは設けずに、シンプルなデザインで構成されたボディ。
そんなシンプルな形状と、アンティーク調のレザーの色合いがマッチしており、
上品にまとまっている。
レザーの色も、アンティークブラウン、アンティークダークブラウン、アンティークグレー、アンティークネイビーの4種類から選ぶことができるので、自分の普段の格好や好みに合わせた1品を見つけることができる。
僕が今回購入したのは、アンティークブラウンだ。
この色を選んだ理由としては、iphoneのケースや財布など、自分が普段持ち歩くものと色があわせやく統一感を持たせたかったからだ。
また、他の色と比較して、使っていく中での経年による変化が楽しめそうだったのも、
大きな理由だ。
「Antique Square Backpack (アンティーク スクエア バックパック)」の外観
ここからは、実際の製品の写真をまじえて紹介を進めていこう。
先述のとおり表側には、ポケットは1つと非常にシンプルな外観になっている。
僕はこのポケットに、カード入れや名刺入れをしまうことが多い。
基本的に、お会計はAppleWatchで済ませることが多いので、そこまで頻繁に活用するわけではないが、すぐに取り出したいもの何か1つしまっておくといいだろう。
次にリュックの上部の持ち手を見ていこう。
レザーの持ち手は、程よい太さなので非常に握りやすい。
電車に乗る際に、リュックを肩から降ろさなければならないシーンでも、
持ち手がしっかりしているので、手提げカバンのように携行ができている。
また、この持ち手の部分ががっしりしていると、過去に紹介した「バックハンガー Clipa」を装着しやすいのでありがたい。
レザー製品なので、油っぽい床にはなるべく直に置きたくないので、気になる人は合わせて購入してみるとよいかもしれない。
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細かい部分も見ていこう。
チャックは落ち着いたゴールドで、過度の主張をしすぎずに上品さを感じられる。
開閉も非常にスムーズで、モノの出し入れにもストレスを感じることはない。
背面側については、表面に加工など一切なく一枚の革が背中との接点になる。
購入してからまだ夏に持ち出してたことがないので、憶測ベースにはなってしまうが、
背中との接点がメッシュになっているリュックと比較すると、背中が蒸れやすいのではないかとう不安は少しある。
また、背中との接点と肩紐のどちらも、クッション素材が入っていないので、
あまり重いものを入れすぎると、背中や肩が痛くなる可能性があるので注意が必要だ。
機能性を重視する人にとっては、この点を妥協できるどうかは判断をしなければならない点だ。
また、肩紐の長さ調整についても調整できるのが3段階なので、
体格のいい人は、別途ベルトに穴を開ける必要がでてくるかもしれない。
「Antique Square Backpack (アンティーク スクエア バックパック)」の内装と収納スペース
次に、リュック選びでも重要なポイントとなる、収納スペースを見ていこう。
写真を見てみるとわかるが、内部も非常にシンプルな作りになっている。
仕切りなどもなく、メインの収納スペースが1つとPC収納用のスペースが1つ。
そして小物を入れる用のポケットが2つが用意されている。
メインの収納スペースはかなりマチが広くつくられているので、
外観に反して意外と収納力があるなというのが個人的な所感だ。
愛用しているミラーレス一眼カメラ「α7ⅱ」も余裕を持って収納ができている。
仕切りがないので、自身で持ち物をポーチや小物入れに分けた方が、モノの出し入れや管理が楽になる。
僕は、無印良品で購入したTPUケースにジャンル毎にわけてモノの管理をしている。
![](https://kazlog.tokyo/wp-content/uploads/2019/04/tpu0-300x225.jpg)
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ポケット自体は、マチとサイズ感的にあまり多くのモノをいれるのが難しいので、
取り出す機会の多い、名刺入れやカードケースをいれるのが丁度よさそうだ。
一点、収納エリアについても注意すべき点がある。
PCの収納スペースと、リュックの底面にクッション素材が使われていない点だ。
特に底面にクッションがない点は要注意だ、PCやカメラをしまった状態で、
勢いよく床におくと直に衝撃が伝わってしまう。
MOTHERHOUSEの「Antique Square Backpack (アンティーク スクエア バックパック)」を購入しての所感
僕がこのリュックを購入してから約4ヶ月がたった。
実際に使っている中で、使い手を選ぶリュックだなというのが正直なところだ。
出勤や通学につかうのであれば、特に不便はないだろう。
一方で、ちょっとした撮影でカメラ機材を持ち運ぶには、
収納スペースの少なさや、クッションがないことによる体への負荷などが気になってしまう。
また、レザー製ということもあり、シミや痛みの原因になる可能性があるので、雨の日に持ち出すのは少し気が引ける。
気にしすぎるのもいかがなものかとは思うが、急な雨に備えて小さい折りたたみ傘や、リュック用のレインカバーを常にいれておくと安心かもしれない。
こう書き連ねてみるとあまり満足していないように思われてしまうかもしれないが、
僕自身はこのリュックを本当に気に入っている。
このリュックを背負って街を歩くのは不思議とワクワクするし、その美しいデザインは僕の所有欲を満たしてくれている。
私服に限らず、スーツにも合わせやすいので、プラベートとビジネスどちらのシーンでも使いたいという方にもおススメできる逸品だ。
この記事を読んで、このリュックが気になった方は、いきなり購入するよりもまずは店頭で実際に現物を見ることをおススメする。
というのも、この製品はレザーの色合いや模様など、一つとして同じものが存在しないからだ。
僕自身も渋谷のヒカリエのショップで、どれにしようか塾考して今僕の手元にあるリュックを購入した。
ぜひ皆さんにも、自分だけの逸品を選んで購入してほしい。