自宅の鍵を持ち歩く。
家という場所が存在する以上、誰しもがこの行為を意識することなく、日常的に行なっています。
本日は、そんな当たり前の体験を少しだけリッチにしてくれるアイテムをご紹介いたします。
Hender Scheme(エンダースキーマ)というブランドは、革を使ったシューズや鞄、アクセサリーを展開している国内ブランドです。
circle(サークル)も、同メーカーのプロダクトの1つで、僕自身のお気に入りのアイテムとなります。
Hender Schemeのキーケース「circle(サークル)」
写真の通り、1枚の円形の革で構成された非常にシンプルなつくりです。
内側のフックにひっかけた鍵を、包み込むように半円状に折り畳み、
最後に留め具を通すだけ。
使い方だけ説明するとこれだけです。
あとは、ズボンのベルト通しに引っ掛けたり、リュックやカバンに放り込むだけ。
用途だけ説明するとこれだけです。
たったこれだけの機能と用途であれば、他の製品でもいいと思うかも知れません。
鍵を持ち運ぶという目的にフォーカスすればその通りでしょう。
僕自身は、この製品の持つ真価は、所有することで得られる体験だと考えています。
鍵を持ち歩くという行為に価値を与えよう
circleを購入して、3ヶ月程経ちますが、購入当初と比較して、
大分色味が濃くなってきたように思います。
革製品の醍醐味でもある、経年劣化によって「味が出てきた」という状態です。
家の鍵の開閉という行為は、外出するのであれば、基本的に1日2回は発生します。
なので、1日2回はこの製品を目にして、触る機会があります。
1日2回程度の接触ですが、日が積み重なるにつれて、
circleの表面には変化が現れます。
色合いの変化や、細かいスレや傷の跡など、日に日に変わっていく状態を観察するのが、
いつしか僕の楽しみになりました。
半年後や、3年後にはどんな色合いになっているんだろうか?
その変化を想像しただけでわくわくとします。
革製品にはこういった、「変化の過程を楽しむ」、「育てていく」という付加価値があります。
circleは、革一枚でできているということもあり、より一層その変化が楽しめる製品だと思います。
今後も使い続けて、自分だけのcircleを育てていきたいと思います。
もしこの製品が気になるという方は、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに僕がcircleに付けている、携帯靴べらはこちらになっています。