今回は、BenQから今年の9月に発売されたデザイナーモニター「PD2506Q」の紹介を行なっていきます!
「PD2506Q」は、25インチWQHD解像度のパネルを搭載し、デザイン作業は勿論のこと、一般的なビジネス用途でも使いやすい仕様になっています。
机の上に置きやすいサイズで、USB Type-C接続にも対応しているため、MacBookシリーズとの相性も抜群です。
現在使っているモニターの解像が低く画面が狭いと感じている方や、在宅ワークの生産性を高めるためにモニターの購入を検討している方に、ぜひオススメしたい製品です!
BenQ PD2506Q レビュー
それでは、BenQのデザイナーモニター「PD2506Q」の紹介を行なっていきましょう!
製品の特徴とスペック
「PD2506Q」は、BenQのモニター製品の中でも、PDシリーズと呼ばれるクリエイターやデザイナー向けの製品です。
25インチのWQHD(2560×1440)解像度の液晶パネルを搭載していて、鮮明な映りと高解像度を活かした広い作業スペースが魅力となっています。
IPSパネルを採用しているため、上下左右の視野角が178°と広くなっています。モニターを正面に設置しない場合でも、輝度やコントラストを維持することができます。
USB Type-Cでの接続に対応しているため、ケーブル1本で映像/音声の出力・65Wでの充電・データ転送が可能となっています。
デザイナー向けの保証・機能について
「PD2506Q」は、デザイナー向けモデルなので、色の表現力と精度の高さが特徴となっています。
正確な色精度を保証する「AQCOLORクオリティ」
「PD2506Q」は、正確な色再現・キャリブレーション・認証カラーのコンビネーションを有していて、プロフェッショナル向けのカラー標準に対応しています。
sRGB と Rec.709の色空間を100%カバーし、Display P3 色域を95%カバーしているため、デザイン制作や動画編集の両方の作業に適しています。
色校正についてはBenQの基準だけでなく、外部のCalMAN認証とPANTONE カラー認証を取得することで、より高い精度を実現しています。
「PD2506Q」はHDR10に対応していて、広い明るさの幅を表現することができるため、より自然な諧調表現を実現してくれます。
また、BenQでは工場の出荷時に輝度や色のムラ補正を実施することで、画面の色や明るさの均一性を実現しています。
デザイナー向けの機能を多数搭載
「PD2506Q」には、デザイナー向けの機能が豊富に搭載されています。
CAD/CAM モード・デザイン(アニメーション)モード・暗室モードなど、利用シーンに合わせて調整可能なディスプレイモードにより、デザイン作業の効率と生産性を向上してくれます。
KVM スイッチ機能により、2台のPCを接続して作業する際に、1組のマウスとキーボードを切り替えながら操作を行なうことができます。また、最大で4台のモニターに接続できるデイジーチェーンにも対応しています。
アイケア技術について
「PD2506Q」には、BenQの独自技術であるアイケア技術が搭載されています。長時間モニターを使用するデザイン作業やビジネス・学習用途にも適しています。
フリッカーフリー技術
フリッカーフリー技術とは、画面のちらつきを防止することで、長時間モニターを使用する際の目のストレスや疲労を軽減してくれます。
ブルーライト軽減
ブルーライト軽減技術とは、モニターのバックパネルが発するブルーライトをカットすることで、目が受ける疲労や刺激を緩和し快適な作業・視聴環境を実現してくれます。
「PD2506Q」では、利用シーンに応じた4 つの「ブルーライト軽減」モードを使用することで、快適なコンテンツ視聴を行なうことが可能です。
外観の紹介
「PD2506Q」の外観の紹介を行なっていきます!
まずは、箱を開けて中身を確認していきます。同梱物は下記の通りです。
・PD2506Q本体
・スタンド
・台座
・電源ケーブル
・USB Type-Cケーブル (約1m)
・USB 3.0ケーブル(約1.8m)
・DP 1.2ケーブル(約1.8m)
・キャリブレーション レポート
・クイックスタートガイド
・Safety Instruction
・保証書
主要なケーブルはほとんど付属していますが、HDMIケーブルだけは自身で準備する必要があります。
続いて「PD2506Q」本体を見ていきましょう。
まずは正面から
モニターの正面には企業名はおろか、ロゴマークなどの記載が一切ありません。ユーザーが作業に集中できるような配慮が感じられます。
「PD2506Q」は、4辺がフレームレスなので、25インチというサイズ以上に画面が大きく感じます。モニター全体のフォルムも引き締まった印象です。
背面にはBenQの社名がデザインされています。
背面の左下には電源と、モニターの設定変更に使用するスティックとボタンが並んでいます。
モニターの下部には、PCや周辺機器と接続するためのコネクターが設置されています。
- USB 3.2×2
- USB Type-B
- HDMI 2.0
- DP 1.4
- USB Type-C (65W給電, DisplayPort Alt Mode, データ転送)
- DP out
モニターの右側面には、上からUSB 3.2端子・USB Type-C( Downstream )が1つずつ、一番下にヘッドフォンジャックが設置されています。
また、左右の底面にスピーカーが2つ内蔵されています。
スタンドは、モニターの背面にはめ込むだけでネジ止めが不要なので着脱が簡単です。スタンドを使用せずに別売りのモニターアームで設置することも可能です。
スタンドの背面には、ケーブルをまとめるためのクリップが設置されていて、配線を綺麗にまとめることができて使い勝手が良いです。
高さは11cmの範囲で、左右の首振りには15°の範囲で調整することが可能です。
モニターの角度は上下で、-5°/20の範囲で自分の好みに合わせて使用できます。
ピボット(縦配置)にも対応していているので、スタンドに必要な機能が全て揃っています。
BenQ PD2506Qを実際に使用して感じた良いところ
「PD2506Q」を実際に使用して感じた良い点について紹介をしていきます!
25インチは丁度いい画面サイズ
「PD2506Q」のような25インチのモニターは、とても使い勝手の良い画面サイズだと感じました!
画面全体が自然と視界に収まり、無駄な視点移動が減ることで作業に集中できますし、目の負担も軽減してくれます。
また、モニター全体がコンパクトなので、机の上に設置した際の圧迫感が少ないのも大きな魅力です!
WQHD解像度で作業スペースを広く確保できる
WQHD(2560×1440)の解像度は、PCで作業するのに十分な広さを確保することができます!
ビジネスシーンで、参考資料を表示しながら資料を作成するような画面構成も不自由なく行なえます。
デザイン系の作業で、ツールのウィンドウが増えた際も、窮屈感なく作業に集中できています。
僕は27インチの4Kモニターを使ったことがあるのですが、文字が小さすぎるので画面を拡大して使用していました。そうすると結局WQHD解像度と変わらない作業スペースになります。
なので、一般的な用途であれば「PD2506Q」の解像度で十分に作業を行なうことができます。無理に高い値段の4Kモニターを購入するよりも、本製品を購入する方が実用性とコスパに優れているなと感じました。
色ズレの心配なくクリエイティブ作業に没頭できる
「PD2506Q」の一番の魅力は、なんと言っても色の表現力と精度の高さです!
僕も写真の編集作業やバナー作成を頻繁に行なうのですが、モニターに映る色が正確なので非常に心強く感じています。
画面上に鮮明に表示される写真を見るだけでも楽しいですし、作業していてテンションも上がってくるので、大きな製品メリットになっています。
USB Type-C接続対応で利便性が高い
「PD2506Q」は、USB Type-Cでの接続に対応しているので、ケーブル1本で映像/音声の出力・データ転送・65W充電が可能です!
また、モニター自体をUSBハブとして、様々なデバイスをPCに接続することも可能です。「PD2506Q」は右側面側にもUSB端子が搭載されているので、ケーブルの抜き差しが簡単で重宝しています!
デスク上の配線を減らせますし、僕の使用しているMacBook Airとの相性も抜群なので、ミニマルな作業環境を構築したい人にもオススメできる製品になっています。
BenQ PD2506Qを実際に使用して感じた気になるところ
「PD2506Q」を実際に使用して感じた気になる点についても触れておきます。
スタンドの台座が少し大きい
「PD2506Q」は、マイナスな部分を探すのが難しいレベルの完成度でした。1点だけ気になる点を挙げるとすれば、スタンドの台座が少し大きいなと感じました。
台座が大きいので安定感があるのと、モニターアームを使用すれば台座が不要になるので、使い方次第では特に問題に感じない点かもしれません。
まとめ
以上がBenQ PD2506Q の製品概要と実際の使用感の紹介です。
「PD2506Q」は、デザイン作業は勿論のこと、ビジネス用途でのニーズにも答えてくれる”全てが丁度いいモニター”だと感じています!
現在使用しているモニターからの買い替えや、新しくモニターを購入するのにもオススメの製品ですので、ぜひチェックしてみてください!