
今回は、7Artisansから新たに発売された「50mm F1.8 AF 単焦点レンズ」のLマウントモデルを、ガジェットブロガーの視点で紹介します!


「7Artisans 50mm F1.8 AF」は、AF機能を搭載したフルサイズ対応の単焦点レンズです。既存のEマウント・Zマウント用に続いてLマウント用の製品が追加されました。
3万円台と手が出しやすい価格帯(※2025年6月時点情報)のレンズで、Lマウントユーザーでレンズのバリエーションを増やしたいという方にオススメの製品なので、ぜひチェックしてみてください!
- 明るい開放F1.8
- 9群11枚のレンズ構成を採用
- 新開発のSTM搭載で静かで正確なAF
- 高解像度と高コントラストを実現
- 質感のよい金属製鏡筒を採用
- AF/MF切り替えスイッチ付き
- PC接続でファームウェアアップデートが可能
製品のスペックの詳細は矢印をタップ
Artisans 50mm F1.8 AFのスペック | |
---|---|
サイズ | 約Φ72×98mm(マウント部除く) |
重量 | 約428g |
焦点距離 | 50mm |
フォーカス | AF(オートフォーカス) |
レンズ構成 | 9群11枚(ASPH非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚、高屈折レンズ2枚) |
対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ |
最短撮影距離 | 0.5m |
絞り | F1.8-F16 |
絞り羽根 | 11枚 |
フィルター径 | 62mm |
7Artisans 50mm F1.8 AF Lマウント 外観・デザインの紹介
それでは、「7Artisans 50mm F1.8 AF」の外観を見ていきましょう!


パッケージには、製品のイメージイラストとスペックがデザインされています。


箱を開けて中身の確認を行ないます。内容物は以下のとおりです。
- 7Artisans 50mm F1.8 本体
- レンズフード
- USBケーブル(CtoA)
- フロントキャップ
- リアキャップ
レンズ本体の外観をチェックしていきます。


レンズには金属素材が採用されていて、マットな質感による高級感があります。


50mmの単焦点レンズとしては、サイズが若干大きい印象ですが、重さは428gと思っていたよりも軽いので使いやすそうです。


フィルター系も62mmなので正面から見ると迫力があります。


本製品はレンズ側での絞り制御のためのダイヤルが搭載されています。


絞りはF1.8~F16に加えてA(Auto)が選択可能です。


レンズのマウント側付近にはAF・MFの切り替えスイッチも搭載されています。


マウント根元には、USB-C端子が搭載されていてPC接続でのファームウェアのアップデートが可能です。


付属のレンズフードを装着した際のバランスも良く、かなり好みな見た目になっています。


SIGMA fpに装着してみたところ、サイズ的にフロントヘビーになるかなと思ったのですが、非常にバランスが良く取り回しもしやすいです。
7Artisans 50mm F1.8 AF Lマウントの特徴
それでは、「7Artisans 50mm F1.8 AF Lマウント」の特徴を紹介していきましょう!
AF対応でテンポよく手軽に撮影できる


「7Artisans 50mm F1.8 AF Lマウント」は、AF対応のレンズなのでピント合わせに気を使わずに、手軽に撮影を楽しむことが可能です!


僕の場合LマウントのカメラにはMFのレンズを装着する機会が多いのですが、本製品を使ってAF撮影をしていると、構図や明るさの調整に集中できるので快適だなと改めて感じました。


ピント調整時のモーターの動作音も小さく、合焦までの速度も実用には十分です。


モーター音が静かなので寝ている猫さんも起こさず撮影できました!


暗所でも想像以上にAFが効いてくれるので、様々なシーンで撮影を楽しむことができます。


瞳AF・顔検出にも対応しているので、ポートレート撮影にも役立つので用途の幅が広いです。
手軽に50mmの単焦点レンズを楽しめるのは、本製品の大きな製品メリットだと感じています!
ボケ感と解像感のバランスが良い


「7Artisans 50mm F1.8 AF Lマウント」を、実際に使用して感じたのがボケ感と解像感のバランスの良さです!
開放値F1.8の単焦点レンズとなれば、やはり期待するのはボケ感を活かした柔らかい描写になると思います。


実際に開放で撮影をしてみると、背景のボケを活かして被写体を強調したり、空間を切り抜くといった表現を楽しむことができます。


アンダー気味で撮影した際の色の乗り方と雰囲気も魅力的です。


個人的には、前ボケを活かした描写が好みだったので色々な構図で撮影を行ないました!
逆にF値を絞っていくことで、解像感のあるシャープな描写を楽しむこともできます。




建造物を撮影した際の立体感と奥行きの表現も自然で、目に映る様々なものをついつい撮影したくなります。


僕の場合は、ブログ用に物撮りの撮影機会も多いのですが、製品の質感をしっかり捉えて描写してくれるので重宝しています!
価格以上の質感と操作性の高さ


「7Artisans 50mm F1.8 AF Lマウント」は、コスパに優れた使い勝手の良いレンズだと感じています!


レンズ本体に金属素材を採用しているので、手に持った際の質感が良く所有欲も満たしてくれます。
AFレンズですが、ピントを追い込みたい時にMFで撮影する際のフォーカスリングの回転も滑らかで、スピーディーに調整が可能です。


絞りダイヤルも直感的にF値の操作ができますし、カメラで撮っているという撮影の気分を高めてくれるので、あると嬉しい機構だなと感じています。
ここまで実用性が高くて撮影体験も楽しめるレンズが、3万円台で手軽に購入できるのは、レンズのバリエーションを増やす上でも重宝しそうです。
レンズサイズ自体は大きめ


「7Artisans 50mm F1.8 AF Lマウント」は、サイズ的にはそこまでコンパクトなレンズではありません。
だからといって、持ち運びがしにくかったり取り回しがしづらいかというと、そんなこともない絶妙なサイズ感です。


個人的には気軽に撮影を楽しみたい時に、コンパクトなLマウントのフルサイズカメラと合わせて使用するのがオススメだと感じています!
レビューのまとめ


以上が「7Artisans 50mm F1.8 AF Lマウント」の製品概要と実際の使用感の紹介です!
レンズ本体の質感と描写性能については、お値段以上の満足感でコスパに優れた製品だと感じています!


- 価格と性能のバランスが優れている
- 開放F1.8による明るさとボケみ
- 静かで正確なAF
- レンズ側で絞りの調整が可能
- 金属素材採用による質感の高さ
- レンズサイズはやや大きい
正直これだけの性能のレンズがこの価格で買えるのが不思議ですが、手軽にレンズのバリエーションを増やせるのは、ユーザーにとってはありがたいなと感じています。
Lマウント採用のカメラは、SIGMAのBFなど話題の機種が登場しているので、Lマウントデビューした方や50mmの単焦点を試したい方はぜひチェックしてみてください!