今回は、BenQのカラーマネジメントモニター「SW272Q」の紹介を行なっていきます!
「SW272Q」は、写真・動画編集向けの製品なので、色の再現力の高さが魅力の製品です。
また、27インチサイズのWQHD解像度(2560×1440)のパネルを搭載し、USB Type-C接続での映像出力・給電・データ転送に対応するなど利便性も高くなっています。
写真や動画編集のために色の再現度の高いモニターを探している方は勿論のこと、これから編集を始めたいと考えている方にもオススメの製品ですので、ぜひチェックしてみてください!
BenQ SW272Q レビュー
それでは、BenQのカラーマネジメントモニター「SW272Q」の紹介を行なっていきます!
製品の特徴とスペック
「SW272Q」は、BenQのモニター製品の中でも、SWシリーズと呼ばれる写真・動画編集向けにラインナップされた製品です。
27インチのWQHD(2560×1440)解像度の液晶パネルを搭載していて、鮮明な映りと高解像度を活かした広い作業スペースが魅力となっています。
光の反射を最小限に抑えたコーティングパネルが採用されていて、照明環境下でも正確な色再現が可能となっています。
USB Type-Cでの接続に対応しているため、ケーブル1本で映像/音声の出力・最大90Wでの給電・データ転送を行なうことができます。
スペックの詳細はこちらをタップ
サイズ(高さ×幅×奥行き) | 約45.18~59.18cm×61.39cm×25.69cm (台座含む) |
重量 | 8.3 kg |
ティルト(上下) | -5° / 20° |
スィーベル(左右) | 30˚/30˚ |
ピボット | 90˚ |
高さ調整 | 14cm |
VESAマウント | 対応(100 x 100 mm) |
画面サイズ | 27インチ |
パネル | IPS |
バックライト | LEDバックライト |
解像度 | WQHD (2560 x 1440) |
応答速度 | 5ms |
リフレッシュレート | 60Hz |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 10.7 億色 |
色域 | sRGB 100% , P3 98%, Adobe RGB 99% |
ヘッドフォンジャック | 搭載 |
アイケア技術 | フリッカーフリー ブルーライト軽減 ePaperモード |
映像出力端子 | HDMI 2.0 x 2 DisplayPort 1.4 x 1 USB Type-C (90W) x 1 |
搭載ポート | USB 3.1 × 2 USB Type-B(Upstream) × 1 |
同梱ケーブル | 電源/DP1.4/HDMI 2.0ケーブル(各約1.8m) USB Type-Cケーブル(約1.5m) |
写真・動画編集向けの保証と機能について
「SW272Q」は、カラーマネジメントモニターなので、色の表現力と精度の高さが大きな特徴になっています。
正確な色精度を保証する「AQCOLORクオリティ」
「SW272Q」は、Adobe RGBの色空間を99%カバーし、Display P3 色域を98%カバーしているので写真編集と動画編集の両方の作業に適しています。
CalMAN・Pantone 認証取得に加え、 ColourSpaceやCalMAN の3D LUT キャリブレーションに対応し、より高い精度を実現しています。
BenQの輝度ムラ補正技術により、モニターの隅々にまで正確な色を表現することで、統一された色の表現(ユニフォミティ)を提供します。
HDR10やHLG規格に対応しているので、編集中の動画コンテンツのHDR効果を確かめることが可能です。
編集に役立つ機能を多数搭載
「SW272Q」は、カラーモードを選択することで、作業内容に合わせた環境で作業を行なうことができます。
異なる色空間のコンテンツを横に並べて同時に表示できるGamutDuo機能を利用することで、比較作業を行なうこともできます。
また、付属のホットキーパックG3を活用することで、簡単にモードの切り替えやモニター設定の操作を行なうことができます。
「SW272Q」は、ハードウェアキャリブレーションにより、グラフィックカードの出力データを変更することなく、モニター内部の画像処理チップを調整することが可能です。
また、モニター向けキャリブレーターを使用し、色の調整を行なうことで色の再現度を維持することができます。
より詳細な機能周りの説明は、下記のボタンリンクから製品ページにアクセスしてご確認ください。
外観の紹介
「SW272Q」の外観の紹介を行なっていきます!
まずは箱を開けて中身の確認を行ないます。内容物は以下の通りです。
- SW272Q本体およびパーツ類
- キャリブレーションレポート
- ホットキーパックG3
- 入出力インタフェースカバー
- クイックスタートガイド
- 遮光フード(横)
- 電源/DP1.4/HDMI 2.0ケーブル(各約1.8m)
- USB Type-Cケーブル(約1.5m)
- モニタークロス
- 保証書
PCとの接続に必要な主要ケーブルが全て揃っているので、製品の到着後すぐに使い始めることができます。
照明環境下での作業を快適にするための遮光フードが付属します。
ホットキーパックG3は、ケーブルレスの無線接続で使用可能です。
モニター本体は、上部と左右の3辺ベゼルレスのデザインになっていて、27インチというサイズ以上に画面が大きく感じます。
光の反射を抑えるためのコーティングパネルが採用されているので、部屋の照明の写り込みや反射がかなり低減されています。
モニター下部のフレームにはBenQが控えめにデザインされていて、ユーザーが作業に集中できるような配慮が感じられます。
右下には、モニターの設定を操作するためのボタンが設置されています。
左下には、モニターには珍しいSDカード用のスロットと、ヘッドホンジャックとUSB 3.1ポートが2つ搭載されています。
スタンド背面には、ケーブルをまとめるためのクリップがあるので、配線を綺麗に整理することが可能です。
スタンドの台座部分には、レザーパットが取り付けられていて、カメラなどの機器を置いて置くのに適しています。
背面の上部にはBenQの文字がデザインされています。
ロゴの下に指をかけることのできる持ち手があり、モニターを移動する際に運びやすくなっています。
背面に搭載されているポートは下記の通りです。
- HDMI 2.0ポート
- HDMI 2.0ポート
- DisplayPort 1.4
- USB Type-C
- USB Type-B(Upstream)
高さは上下14cmの範囲で、左右の首振りには30°の範囲で調整が可能です。
モニターの角度は上下で、-5°~20°の範囲で自分の好みに合わせて使用できます。
ピボットにも対応していて、モニターを90度回転させて縦置きで使用することが可能です。
付属の遮光フードを装着すると編集用モニターとしての風格が一気に増します。
遮光フードの上部には、モニター用のキャリブレーターを通すための開口部が用意されています。
BenQ SW272Qの良いところ
BenQのカラーマネジメントモニター「SW272Q」を実際に使用して感じた良い点について紹介していきます!
写真・動画編集に適した設計と仕様
「SW272Q」には、写真・動画編集の生産性を向上するための設計と仕様が豊富に盛り込まれています!
写真や動画のファイルを扱う際に頻繁に抜き差しを行なうSDカード用のスロットがモニター下部に設置されているのは非常に利便性が高いです!
他にも使用頻度の高い、USBポートやヘッドホン出力端子がアクセスしやすい位置に設置されているのも嬉しいポイントになっています。
付属の遮光フードを活用すれば、部屋の照明の反射や写り込みを気にせずに作業することができるので重宝しています!
ワイヤレス化されたホットキーパックG3は、ケーブルレスでストレスなく手元で様々な操作を行なうことができます。
スタンドの台座部分にレザーパッドが付いているので、カメラなどの機器の置き場所として活用できるのも斬新な点です。
正確な色再現で写真・動画編集作業に適している
「SW272Q」の一番の特徴は、モニターに映し出される色の表現力と精度の高さです!
僕も写真や画像の編集を行なう際は、色味の調整にかなり気を使っているので、モニター上で正確な色を表示してくれるのは非常に心強く感じています。
鮮明に映された画像や映像を見ながらの作業は楽しいですし、モチベーションも上がります!
使い勝手の良い27インチサイズとWQHD解像度
「SW272Q」は、27インチサイズのパネルにWQHD解像度(2560×1440)を採用している点も使いやすくて気に入っています!
27インチのパネルは広すぎず・狭くもない丁度良いサイズ感で、画面全体が自然と視界の中に収まるため、無駄な視点移動が減ることで作業に集中しやすいです。
WQHDの解像度は、画像の編集作業を行なうのに十分な作業スペースを確保することができます。
2,3個のウィンドウを並べても窮屈感がないですし、全画面表示にすれば細部まで確認を行なうことが可能です。
僕の場合はブログの執筆作業も行なうのですが、WQHD解像度であれば文字が小さすぎるということもありません。画面サイズの設定を変えずにそのまま作業ができるので丁度良いなと感じています。
編集以外の作業も頻繁に行なう方にとっては、27インチのWQHD解像度は使い勝手が良いのでオススメです!
USB Type-C接続で利便性が高い
「SW272Q」は、USB Type-C接続に対応している点も大きな魅力です!
ケーブル1本で、映像/音声の出力・データ転送・最大90Wの給電を行なうことができます。デスク上の配線が減るので、ミニマルな作業環境を構築することが可能です!
最大90Wの給電ということなので、僕のようなMacBook Airを使っている方は勿論、MacBook Proユーザーの方にもオススメです。
モニターに搭載されたポートを活用することで、USBハブのように様々な周辺機器を接続することが可能です。
BenQ SW272Qの気になるところ
BenQのカラーマネジメントモニター「SW272Q」を実際に使用して感じた気になる点についても触れておきます。
アクセスしやすい位置にUSB Type-Cポートが欲しい
「SW272Q」を実際に使用する中で気になったのが、液晶下部のUSBポートにType-Aが2つ設置されている点です。
個人的には最新のデバイスに多く採用されているUSB Type-Cと、USB Type-Aが1つずつ搭載されていると良かったなと感じています。
一方で、USBハブやドッキングステーションを使用してデバイスを接続するような方にとっては、USBポートの構成と配置はそこまで気にならない点になるのかなと思います。
レビュー まとめ
以上が、BenQのカラーマネジメントモニター「SW272Q」の製品概要と実際の使用感の紹介です。
色の再現度と機能性の高さから、写真・動画編集の生産性を大きく向上してくれる製品だと感じています!
編集用途で活用するためのモニターの導入を検討している方は、ぜひ本製品をチェックしてみてはいかがでしょうか?